私が認められるために ４

私が認められるために ページ29

ジアン『何を·····言ってるの？』


『·····ハル先輩』


ウィ『残念だったね。君のことを調べて貰ったよ。あまりにも不自然な事だったから、あんな治安が悪いところに良い店があると思うか？』


ジアン『·····でも、あるって』


ウィ『詰めが甘かったな。耳の形が変わってないぞ』


ジアン『··········そうよ。私はチェ・ハルよ！！あんた達のせいで人生めちゃくちゃ！！』


声だって変わってた
顔だって整形したんだろう


ウィ『·····何が狙いだった』


ハル『そうね、あんたの前でアイツをボロボロにして殺して、それに漬け込んであんたと結婚していい生活を送るつもりだった』


ウィ『·····僕も恨んでるだろう』



ハル『当たり前じゃない！！お金だって散々使う予定だったわ。』


ウィ『僕はA以外の誰とも結婚しない』


ハル『どいつもこいつも！A、Aって。私を綺麗だと言ってよ！！私の方が、私の方がっ！！』


ウィ『·····Aを離せ』


ハル『嫌よ。私と結婚すると言って！綺麗だと言ってよ！！！』


ウィ『無理だ』


ハル先輩は私と何処か似ていた
ずっとずっと誰に認められたかった
昔の私に似ている


ハル『どうして、貴方のために整形もして、親の残った金も使い切って！イギリスにも来たのよ。校長と関係を持って、貴方と同じ学校に来たわ！·····お金のために校長とやったのに、何よ』



ハル先輩は悔しさで顔が歪んでいた

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