私は私。貴方は誰?記憶の刃 ページ12
影景「…其処に居るのは誰なの」
?「私は私。貴方は誰?」
影景「貴方に言う名は無いわ」
?「そうよね。だって…。【私は貴方で貴方は私】だもの!」
影景「は…?馬鹿にするんじゃ無いわよ」
影景(?)「馬鹿になんて、してないわ。ねぇ…教えてあげる。【貴方が苦しむ記憶を】」
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影景「榧刈。何の用?早くしてくれない?貴方と話すの嫌だから」
榧刈「嗚呼、言ってやるよ。【いい気味だ】」
影景「成る程。貴方が命令した訳ね。でも、残念ながら私にはどうって事、無いわ」
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影景「は…?何で…」
榧刈「誰だか、分かるよなぁ?こいつ、御前の弟の陽斗…だったかぁ?」
影景「陽斗…!陽斗には手を出さないで…」
榧刈「だったら…。【壊れてくれるよなぁ?】」
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影景「うっ…。覚めて…。悪い夢なら覚めて!!」
影景(?)「覚めないわ。だって、此処は悪夢の中だもの!」
影景「う…あ…。嫌…。覚めてぇぇえええ!!」
影景(?)「諦めてよ。知ってるでしょ?私が誰なのか、なんて」
影景「…っ!【要らない】。貴方も悪夢も!!嫌…嫌…嫌あああああ!!」
影景(?)「嗚呼、分かってたんだ。【私が過去の貴方】って事。ねぇ、【壊れてよ】」
影景「嫌、壊れたく、無い。“また”あの時みたいに…」
過去の影景「【悪夢に取り込まれるのは】。そう言いたかったんでしょ?」
影景「…っ!?あ…がっ…。ぐっ…。What happened!?」
過去の影景「何が起きてるかって?悪夢が貴方を取り込み始めたのよ!」
影景「あ…あ…。嫌…」
過去の影景「あーあ。自我を失っちゃった!でも、大丈夫。【次に起きた時には苦痛の王子の敵になっているから】」
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悪夢に取り込まれた影景
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作者名:AK | 作成日時:2018年1月1日 5時