妖怪ウォッチと言ったのに『文スト×妖怪ウォッチ』

【1】死後の世界！ ページ1

A視点





？「………ぉ……ぃ……おーい……おーーい！！！」



どこかから男性の声が聞こえる。

それもイケボの、なんというか、可愛い系男子の声がする。

私何かフカフカなベッドのような所に寝ているのだろうか？目を開けないことには分からないけど眠いから開けたくない。


別に無視しといたっていいでしょ、めんどくさいし。



？「ねぇ…君とっくに起きてんでしょ？

その上で眠いから僕のこと無視してんでしょ？僕が誰か気にならないの？」



気になってたらとっくに起きとるわ……

どうせ私さっき強盗団の手によって死んだんだしさ、ゆっくりさせてよ。

あーあ、短い人生だったな……もっと生きてフミちゃんを眺めたかったなー！ケータ君も好きだったのにー！ふぶき姫大好きなのになー！


でも強盗団にこの浮世で出会えることなんてそうないよな？ということは私実はすげー
運いいんじゃね？


しかも撃たれるなんて体験普通は出来ないよ、銃で撃たれるとあんな感じなんだね。


撃ってみたかった←



？「ねー……本当に起きてよ……お願いー！

僕寂しいよ無視されるの！折角久し振りに人間に会えたのにー！

僕基本的に動物系担当の転生&トリップ係だったからさ、人間をトリップさせるのに


ずっと憧れてたんだよ？それなのになんで狸寝入りしてるの？


おーーきーーてーー！！」



体を譲られる、何度も何度もなんだかこの方法はお母さんに似ている。

本人が起きるまで揺する地獄のグラグラ、たまらず目を開ける。


……と、其処はフカフカのベッドの上ではなかった。

白い空間がどこまでも続く雲の上のような場所……きっと死後の世界だな、死んだし私、


…………。



えっ、死後の世界？？？



？「あっ！起きた！やっと起きたよ僕もu『……ああアァァァァァぁぁぁああアイヤァァァァァマジカァァァァァァひゃっホォォォォォおおおお死後の世界ぃぃいい！！』←


うひ………っ！？何！？いきなり叫ばないでよ何！？発狂！？シャウ！？←混乱する神。」



一瞬でテンションを爆上げして飛び上がる。その場でぐるぐる回る、怯えた顔の男の子なんてどうだっていい。







これが、私のトリップ人生の始まりである。

【2】神様！→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す