愛しき実験ハムスター【名探偵コナン】

愛してください７ ページ7

ベルモットside




ベルモット「バーボン、その大量のお菓子をどうするつもり？」

バーボン「分かってるでしょう？」



バーボンもあのハムスターに心を奪われたようね。



とても一人では食べきれない量を
抱えて走る姿を見ながら笑う。


たかだか実験ハムスターにここまで気を配るなんてね。


『．．ベル．．．モッ、ト．．．さ、ん．．．』


初めて名前を呼ばれたとき、
とても嬉しかったのを覚えている。


ハムスター相手に変だと思う？
でも、心奪われたのよ。
己の事すらよく知らない、純粋無垢な女の子に。


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コナンside




コナン(毛利)＜つまり、犯行は貴方にしか出来ないんですよ。＞

女１「あ、貴方なの？！」

男１「ふ、流石だな。
　 そうさ、俺が犯人だ！」

男２「どうして．．．」

日暮「では、詳しくは署で聞かせてもらいましょう。」




サイレンの音が遠ざかる。
事件解決だ。



灰原「．．．ハムスター。」

コナン「ハムスター？」




部屋の隅でケースに入れられているハムスターを
灰原が見つめている。
何処か懐かしそうだ。



歩美「哀ちゃん、ハムスター飼ってたの？」

灰原「まぁ、ね。
　 昔拾ったのよ、可愛かったから。」

コナン「オメーにも保護欲があったんだな！」

灰原「あら、ケンカでも売られたかしら？」



目の笑っていない顔を向けられ、
押し黙る。



灰原「憐れで可哀想な、可愛いハムスターだったわ。」



そう呟く横顔は、
切なそうだった。

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