Love you…xx (ページ33)

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story31 ページ33

｢何？！良亮いるの？！｣
｢ついでを言うと、みっくんのメンバーもいるよー｣
｢はぁーーー？！｣

みっくんは驚いてるような、少し怒っているような声を出した。
すると藤ヶ谷くんがが電話を変わってくれと言ったのでケータイを渡した。

｢もしもーし。北山～｣

おもしろそうに電話している藤ヶ谷くんを見て、裕太はフフッと微笑んでいる。
二人が仲良く電話しているのが、嬉しいみたいに。

しばらくすると、藤ヶ谷くんは電話を切って私に返してきた。

｢あいつ、怒ってたわ｣
｢なんでだよ｣

すかさず良亮くんがつっこむ。

｢俺だけ仲間はずれかよー！だってさ(笑)｣

ハハッと笑う藤ヶ谷くんはまるでみっくんの考えがわかっているみたいだ。

｢とりあえず、帰ってやれよ。｣

……と、藤ヶ谷くんに言われたので、これから特に用事もないし…ということで、家に帰ることにした。

｢あ、そうだ！ガヤたちもおいでよ｣

帰り際に良亮くんがそう言ったので、藤ヶ谷くんと裕太も連れて。

｢ただいまー｣
家に着いて、靴を脱ぎながら良亮くんがそう言った。
…がしかし。
返事がない。

最後に入った私は玄関の扉を閉め、靴を脱いで三人のあとを追った。

｢なんだ、これ！？｣

すると、中に入ってみてびっくり。
なんと、部屋の中は真っ暗！
良亮くんが明かりを付けると、部屋の隅っこに三角座りをしているみっくんの姿があった。