Love you…xx (ページ12)

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story11 ページ12

私とみっくんは話すのをやめて後ろを向いた。

明らかに不機嫌そうな橋本くんが、私たちを見ている。

｢ねぇ、俺の話聞いてる？｣
｢え、お前何か話してたか？｣

みっくんのその言葉を聞いて橋本くんは更にムッとしてしまった。
みっくんはそんな橋本くんにお構いなし。
話を続ける。

｢彩奈ちゃんは良亮の彼女じゃないならどうしてここに？？｣
｢へっ……｣
ジーーーーっと私を見つめるみっくんはまるでどこかの探偵のようだ。

……どうしよう。
何ていえば誤解されずに済むのだろうか…。

｢家を間違えたみたいだわ｣

返答に困ってた私の前に来て、橋本くんはそう言った。

橋本くんのその言葉を聞いたとき、みっくんの耳がわずかだけどピクッと動いた。

｢……一緒に住むんだろ？｣

｢……お前…｣
｢いやっ、その聞いてたわけじゃ無いんだぞ？！その、聞こえてたっつーか…お前のおじさん声がでかいからっつーか…｣

しどろもどろしながらみっくんはどうやら言い訳をしているようだ。
橋本くんは呆れた顔でみっくんを見ている。
そんな橋本くんを見てみっくんはテヘッ♡と言ってちょっと可愛く見せてみたりしてた…のだった。