●優しい光に包まれる。 ページ40
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暖かくて優しい日差しが降り注ぐ。
なんだか、眠いなぁ。このまま少しだけ夢の中に入ろうかな。
日向でうたた寝しているのを見た彼の反応は?
祀宛様リクエストです。毎度毎度素敵なリクエストと
コメントをありがとうございます。励みです。
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春風が頬を撫でる。夏はすぐそこにあった。
◯虎杖悠仁
「A〜って、、寝てんのか。」
五条先生に探してきて〜と言われて探しに来た彼。
貴方が幸せそうに陽が優しく降り注ぐ木陰でうとうとと寝ているのを見て。
起こしたら悪いな、と思ってしばらく貴方の寝顔を見ているらしい。
偶に頬を撫でたりして「あ、Aってこんなに小さいんだ。」と改めて思ってる。
小さいから、大切だから。守らなくちゃいけない。責任感。
これからも君と年を越えていきたいから。泡沫の願い事だけれどね。
◯伏黒恵
「、、最近寝てなかったもんな。」
日向で玉犬を触っているうちに寝てしまった貴方をみてそう呟く。
連日の任務で疲れているんだろうと無理に起こすようなことはしないけれど
寝ている貴方の手をそっと握って相変わらず小さいな、と思う。
何時もつないでる手だけれど、やっぱり改めてみると、触れると。
ガラス細工のように脆くてすぐ壊れてしまいそう。
大切に丁寧に。そっとワイングラスに愛を注いだ。零れ落ちても大丈夫。
その愛はきっとまた、もらえるから。豪勢な食卓だった。
◯五条悟
「、、こんなとこで寝ちゃってさ〜」
もー本当に可愛い。とつぶやいて姫抱きをしてきちんとベットに連れて行く。
ポカポカと暖かく頬を撫でる風に当たりながら「僕って本当に幸せ者だね。」
貴方に語りかける。こんなに可愛い御姫様がいるからさ、そっと耳元で言う。
恥かしげもなく言葉を放つ。思いは言葉となって
飛んでいき、やがて呪いになって戻って来る。
何もかもを忘れた頃に、帰ってくる。
▽愛してるよの言葉さえ君は呑み込んだ。
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作者名:381 | 作成日時:2021年2月27日 9時