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◯両面宿儺

「、、年明け?あぁそんなのもあったな。」
何千年と生きてるとそんなの忘れるから、
別に何とも思ってないみたいな素振りを見せて
実は貴方と年を越せるなんて思ってなかったので
すごく嬉しい。素気ないけど胸の内に秘めた思いは
重すぎるくらいで、今年も貴方の笑顔を壊すやつは
殺すくらいの勢い。貴方の一挙一動が人間の命を握っている
そう考えると恐ろしい。


◯夏油傑

「明けましておめでとう、今年もよろしくね。」
二人で笑いながらそう言いあったのに。
今年も。来年も。再来年もきっと、
この幸せな時間が続くと思っていた。
でもそんな幸せは長く続かない。
泡沫そのまほろば、消えていく。
そっと指で撫でたくても、私の中の
醜い感情がそれを邪魔した。


◯乙骨憂太

「今年もよろしくね!Aちゃん。」
額にキスをして照れくさそうにそう言う。
貴方が満面の笑みでうん!よろしくね!
そう言うと赤面をしてそっぽを向く。
「、ちょ、、っとこっち見ないで、、」
可愛すぎて、呪術界(地獄)には
もったいなくて。ずっと僕の隣に居ればいいのにな。
そんなことをひそかに思う。秘匿死刑は免れても。
いつ死ぬかなんてわからずじまい。
上手な嘘を覚えて育った少女が涙を流した。









▼そっと壊れぬように抱きしめたくても。
 頬に伝う涙がそれを邪魔した。誰よりも悟ったあの日の夜に。


何もかもが灰色になって行った。






 ・ →←●来年も、再来年もきっと。



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設定タグ:反応集 , 短編集 , 呪術廻戦   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:381 | 作成日時:2021年2月27日 9時

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