【鬼滅の刃】むしろ清々しい。

10話 ページ10

「いぃぃやぁぁぁ！これ以上飲めないよ！」


「善逸さんが一番重症なんですよ！！」





いやぁ蝶屋敷は朝から元気だなぁ。



昨日は夜間警備だけだったから助かった、今日は任務。死にたい、っていうか死ぬんだ。









「善逸、薬は飲まなきゃダメだよ」


「無理だよ姉ちゃん…」








「飲み切れないと一生四肢短いよ？女の子にモテないよ？」


「姉ちゃんは四肢短い俺は嫌い…？」




泣きながら上目遣いで私を見る善逸の頭を撫でた。






「うん、それじゃあ蜘蛛と弟間違えそう」


「間違えないでよ飲むよ！！」





その辺の蜘蛛見て、善逸〜って声をかける日も遠くないよ、と言えば善逸は泣きながら薬を飲んだ。









「偉いね、治ったらどのくらい背が伸びたか見たいねぇ」


「薬飲むよぉぉ…」







ベッドから私の腰に巻きついて離れない善逸に苦笑いしていると、イノシシ君が顔を上げた。







「お前あの時の！！」


「気づくの遅すぎて感激だよ」




その被り物絶対視界遮ってるよ、取った方がいいよ。








「やっぱりな、紋逸の知り合いだと思ってたぜ俺は！」

「善逸だっつってんだろ」





どうも善逸曰く彼は頭が弱いらしい、でもあの鬼に対抗してたくらいだし有能だよきっと…。









「俺様は嘴平伊之助だ！」

「そっか、よろしくね伊之助」

「おう！」









「君は炭治郎だよね」

「はい！よろしくお願いします！」






どうもこの二人は善逸の同期らしい。どう言えばカナヲも同期か。









「善逸と仲良くしてくれてありがとう」


「おうよ！」

「いっ…いえ…！」





私も腰を屈めて二人にお礼を言った。



仲間は大切、特におんぶをしてくれる友達は大切。







「おい炭治郎コラ俺の姉ちゃんに顔赤くしてんじゃねぇよ髪引き千切るぞ！！」







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ちょっと姉らしく挨拶できて満足。







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「Aさん、今日は不死川さんと任務らしいですよ」


「えっ、やったー！」









「なに、そいつと親密な関係なの姉ちゃん！？」


「そりゃあもう…すごく。」


「嘘でしょ！？」

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