【鬼滅の刃】むしろ清々しい。

45話 ページ45

「なんて言って入ればいいんだろう…怖い先生いるかなぁ、ここで嫌われたら弟に失望される…ッ無理帰りたい…！こんにちはァァァ今日からお世話になります音楽科の我妻Aって言いますー！！」




とりあえず入るよね、ドア開けたらどうにかなるかなって。






情緒不安定レベル★★★









「まーた派手にヤベェ奴が来たな」


「よもや！泣いているではないか！！」


「可哀想に…」









待って、ちょっと待って。









「え、待って。」





本格的に情緒が崩れ落ちてきたけど大丈夫？私。









存在が喧しい髪飾り(悪口)とか、


エビ天みたいな髪とか、


現代でもなお異常に大きい体格とかさ、









「着任おめっとさん」


目に焼きついてるその胸筋も、







「やっと来たな。」


私がいない間ぼっちやってた？








「ほら、祝いのチョコレートだ。さっさと支度をしろ」


小芭内セレクトのチョコレートだし絶対美味しいじゃん。









「なん“…なんでぇぇぇ」







なんでみんないるの



なんでそんな普通なのさ



なんで私が来るって知ってたの









「さねみぃ、ぎゆー、おばないぃぃ…本物？」






チョコを受け取りに行く途中で崩れ落ちるように三人に抱きついた。





私ね、あなた達と同じ年齢だったんだよ。なんだか特別に感じちゃった。









「A、不細工だ」



「あ“ぁぁ会いたかったぁぁぁ”」





義勇の声だ。




鼻水ついてたらごめんねぇ、鼻の奥と目が熱くてジンジンするの。






「はぁ…、HRまでまだある。」


「泣かせてやるかァ」






私の背中を撫でるのはきっと小芭内の手、頭を撫でてくれるのは実弥の手、義勇は見様見真似で背中をツンツンしてる手でしょ。








「ほんとに…ほんとに会いたかったぁ…」







善逸も獪岳も、憶えてないしそれで良いって思ってた。




今世では正面から殴り合って喧嘩して、それを私とじいちゃんで止めるのが良いの、そんな環境がよかったの。









「うぅっ…うぅぅ」




でも、友達には会いたかったよ。









先に逝っちゃってごめんねって、一人地獄に行ってごめんって、



助けてくれてありがとうって、



友達になってくれてありがとうって、








「生きてて良かったァァァ」



「大袈裟なやつだな」





とりあえずみんな揃って教員とか面白すぎでしょ、









「なにぃ、みんな私が来るって信じてたの？そんな良い人たちだったっけ！？」



「ぶっ飛ばすぞ」









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そんなの、決まってるだろ。って








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「友達だからな。」









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