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15話 ページ15

「俺…いつのまに…」



「旦那様、疲れが溜まっていたんですか?私のお膝ですぐお眠りになられましたのよ」



「君の…、それは幸せだね」






それから数日、私は同じやり方でお客を回して、もう少しで潜入から2週間が過ぎようとしていた。



琴と三味線と手刀だけが上達していった。









「たんじろぉぉ…ぜんいつ…いのずげぇぇ…」




休憩中、窓の外に黄昏てポロポロ涙を流す私多分映画の主人公はれる。



みんな元気になったかな、炭治郎のご飯食べたいよー…、須磨さんのご飯でさえ恋しいよ。









挨拶もしないで勝手に潜入任務行ってごめんね。







「A、次の客だ」


「労働基準法ッッッッ」







一つ、最近、禿や遊女になりたての若い娘が忽然と姿を消している事が気がかりで、兄様に報告したいのだが手紙を書く余裕もない。









「あぁ、君が話題のAかぁ…可愛い…可愛いなぁ…」



「おー……」




鼻息の荒さから久々にイカれた奴来たなぁ、と思わず感嘆の声が漏れた。









「あれだけの大金を積んだんだ、早速…!」



すごいな霞の呼吸か、と思うくらいの素早さで私を押し倒してきた。







手押さえられたら必殺技、手刀が使えないよ困ったな。






少し困惑していると、襖が開いた。









「取り込み中失礼する!!むむっ、よもやよもや、本当に取り込み中だったとは!」



失礼、と私の相手の旦那を片手で投げ捨てる煉獄さん。









「煉獄さーーーんッ…」



私は煉獄さんのお腹に突進して頭をグリグリした。




ちなみに旦那は泡吹いて倒れてる。









「Aが遊郭に潜入捜査と聞いてな!本名だったから探しやすかったぞ、因みに君はAか!?」



「なんの確認ですかそうですよAだよ」




「よもやよもや…」


「人の顔見てよもやよもや言わないでくださいよ」





私は煉獄さんから離れて襟元を整える。





「さつまいものお味噌汁ありますよ、ここ。」


「貰おう!」




私は襖から顔を出して禿に食事を用意してもらった。








「Aの連絡が不定期だと宇髄が心配していたぞ!」



「どうも忙しくて筆を執る時間も設けられないんですよ。」





だから、本当に空いた時間1分とかに鴉に伝達を頼んでいるが、花街に似合わない鴉が頻繁に出入りすれば怪しいし、難しいところ。







「そうか、でもまぁ無事で何よりだ」

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(プロフ) - 感動しました、素敵な作品をありがとうございます!!!😭😭😭 (8月8日 22時) (レス) @page49 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - 泣く!!!! (2022年3月28日 14時) (レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - はあぁぁ、むい君のやっぱり可愛いってやつで私は成仏しました…… (2022年2月15日 21時) (レス) @page33 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - 足抜きではなく、足抜けではないですか?間違ってたらごめんなさい! (2021年12月3日 20時) (レス) @page19 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
毒猫 - うぅ・・・感動しました!また違う作品で! (2021年9月11日 22時) (レス) id: dc79ac4bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年4月7日 22時

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