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30話 ページ30

あの後、私は逃げるように温泉に向かい、見事にのぼせた。







正直緑壱零式は姿が怖いのであまり近づく気にはなれないが、話し相手が炭治郎君と小鉄君しかいないことに気付き新しい浴衣でまた泥道を進んだ。









「炭治郎くーん、小鉄くーん」



あと緑壱〜、と坂を登ると、小鉄君の声がした。









「強くなってくださいね炭治郎さん。そして奴にこう言うんです」



何やら訓練を始める気ね、熱心ですごいわ。








「その程度か?ゴミカスが。」



…うん?








「髪長すぎなんだよ切れ昆布頭、チビ」



「こ、小鉄くん…?」






どうしたの?と私が背後から声をかけるとケロッと片手を上げて挨拶してくれた。








「炭治郎さんに敵討ちをお願いしていまして」




あのクソガキに。と、小鉄君はかなり大人しい子だと思ったけどこっちが本来の姿のような気がする。







「ん…、Aから時透君の匂いがする」


「なっっ!ご無事ですかA嬢!」




何か酷いことでもされたんじゃ、と小鉄君は何やら怒りで震えていて。







「大丈夫だよ、無一郎君は優しいから。」



「………どの無一郎のこと言ってます?」


「と、時透…」





悪夢でも見てたんじゃないんですか、と小鉄君に全否定される無一郎君。





「いつか小鉄君も分かるよ」




それより、




「炭治郎君は鼻がいいの?」



ちょっと一緒にいた人、増してや温泉に行く前に会った人の匂いを当てるなんて凄い。







「あぁ!Aからは優しい匂いがするぞ!」



「そんな事まで分かるの?」





でもカナヲさんもとても目が良いから、反射訓練はちょっと苦戦したなぁ。やっぱりそう言う五感が秀でてる人がいるんだなぁ…









「あぁ、さっきからAからは何か…甘いような、幸せの匂いがするぞ」




「なんですかそれ」

「本当、何それ」







小鉄君と変なの、と笑っていると、炭治郎君は閃いたような表情をした。








_








「恋をしている匂いだ!」

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ジャンとアニの守り隊 - 久しぶりに鬼滅夢小説見たら面白くて宿題やらずに読んでしまった泣…神作品✨ (2月27日 23時) (レス) @page46 id: 3aa9af30d4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - 天才作者様だ (6月15日 17時) (レス) @page30 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - 深夜に見つけて読了したのがAM3:21!運命をかんじました!!そして苦しくて涙が出過ぎてただ今枯れてます😭めちゃめちゃ感動です…素敵な物語から幸せを頂きました!ご馳走様!ありがとうございました〜!! (5月16日 3時) (レス) @page46 id: 2d06e4d39c (このIDを非表示/違反報告)
8190506(プロフ) - めちゃくちゃ感動しました…!一晩で書き上げてしまったと聞いて本当に驚きました…。でもそれを感じさせないほど素敵な作品でした…! (2022年4月2日 22時) (レス) @page46 id: 5a5b1fad70 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki0708(プロフ) - しっかり泣きました!最高です (2021年10月16日 19時) (レス) @page46 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年3月31日 8時

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