53話 ページ3
「こんな個性知らねぇよ！！」
「こいつが居る限り雄英の守備が硬すぎる…クソ！！」
「おい！ボールを無駄にするな！きっと何かある…」
仮免試験には"雄英潰し"という行事がある。
まぁネット上とかでも取り上げられてるし、割と有名だから予想はしていた。
「オイラ準備できたぜA！」
「私も！」
「私もですわ」
全員クラスメイトに背中を預け合うポーズを取って、個性という武器を手にした。
「体育祭で俺らA組の事は把握していたはず…」
「体育祭で活躍してねぇ…ってことか？」
「ご名答！！…それじゃあやっちゃえA組！！」
個性を解除すると、ボール、テープ、酸、尻尾…迎撃が始まった。
「やっとバリアが解けた…まずはあいつから！」
「下がってA、ウチがやる！」
「響香〜」
かっこいいわぁ。
「Aちゃんはこの一次試験では攻撃力が不安定すぎる、敵の個性を把握していない以上、無闇に反射は使わない方がいいと思う」
「お、おう！」
え、私守備一択じゃん。
え、落ちるじゃん。
「ここで守備に徹してろってこと…？」
そうデクに問いかけると、響香が造った地面の壁の向こうから声がした。
「よォし…」
やるぞ！って声にしては分かり易すぎるけど、何が来るかは分かりづらいすぎて。
「いや……っ…ぐっ…！！」
その瞬間、地面が抉れた。
「デクくん！」
「緑谷！あ！A！瀬呂ぉぉぉ！！」
「大丈夫かデクゥゥゥゥ！！！」
地面が踊るように抉れて、私たちは宙を舞う。
「氷結で攻撃の安定している轟君とかと居るのがベストだと思う！ここは同校で攻撃して来る人が多くてAちゃんが危険だから！！」
「え、と、轟…？轟って言ってもどうやってそっち向かえば…」
てか轟がいる場所なんて分かるわけないじゃん？
「目瞑って！息止めて！！」
「え、待って察した待って」
「3%……デトロイト…」
「待て待て待て待て待っ」
「スマァッシュ！！」
「デクぁぁあぁあぁぁあぁぁ！！」
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きゅうり - お幸せにぃぃぃぃ！！！ (2022年3月29日 12時) (
レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
納豆ジュース(プロフ) - とっても面白くて、文才がある方だなと思いました！2人の子供の話とかも見てみたいなと思ってしまいました！可能なのであれば、続編（子育て編）なども見てみたいです！この作品を作ってくださり、有難うございました！ (2021年2月22日 20時) (レス) id: 0ac0062b99 (このIDを非表示/違反報告)
btobsjcpily(プロフ) - めちゃくちゃ素敵な話しでした！！私も爆豪と結婚したいっ！！ (2020年12月8日 12時) (レス) id: aee8efac93 (このIDを非表示/違反報告)
爆豪ファンクラブ - ですね〜 (2020年11月9日 21時) (レス) id: 0ceb3868db (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 爆豪の奥さんなったら幸せやろなぁ (2020年11月9日 21時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2018年12月8日 1時
