70話 ページ20
「お前、必殺技決まった？」
「……あは」
「あと反省文出した？」
「……あは」
「良い加減にしろよ。」
「すみません」
相澤先生の前で正座をしながら俯いていた。
いや反省文も必殺技も一日で決まるわけないじゃん。
「罰として今日の夕飯！！」
「嘘だァァァァァァ」
あんた20人の夕飯の凄さ分かってないよ！！
「お、Aのメシか。俺割と楽しみなんだよね〜、カレーめっちゃ美味かったし！」
「うむ…間違いは無いな。」
「20人よ！？美味しくなあれって声かける余裕ないから！！」
もう日も暮れて来たので早速取り掛かろうと手を洗った。
何作ろっかな〜
「ねぇ何食べたい？」
「カツ丼」
「担々麺」
真っ先に答えたのは、幼馴染たちだった。
「黙れよ謹慎。俺ハンバーガー！！」
「肉！！」
「蕎麦」
なんでうちのクラスって率先して変な奴しかいないんだろう。
「ほらミスター普通！！」
「お、俺はなんでも良いけど…」
「発想も言葉も普通すぎる…」
「ねぇちょっと」
尾白、普通を上回る普通さ。
さて、本当に困ったものだ。
20人となると好き嫌いだって幅が広がるし時間も材料も限られてる
「委員長！！」
「ビーフシチューが好きだ！」
「採用！！」
やっぱ助けは委員長に乞うべきだよね。
材料もしっかりあるし…頑張ろうと意気込んで、野菜を台に置くと、グイグイ横から迫ってくる172cm
「………詰めろや。」
夏合宿の日と同じセリフで少し口角が緩んだ。
「手伝ってくれるの？」
「…謹慎だから手伝うだけだ。…くそ。」
何事かレベルで大人しいかっちゃんに多少の気持ち悪さを抱きつつ、私は野菜を切るのはかっちゃんに任せた。
「ねぇマジどうした。かっちゃんが手伝うとか気持ち悪いよ」
「喉仏くり抜くぞ黙っとけブス」
「おっかねぇ…」
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きゅうり - お幸せにぃぃぃぃ！！！ (2022年3月29日 12時) (
レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
納豆ジュース(プロフ) - とっても面白くて、文才がある方だなと思いました！2人の子供の話とかも見てみたいなと思ってしまいました！可能なのであれば、続編（子育て編）なども見てみたいです！この作品を作ってくださり、有難うございました！ (2021年2月22日 20時) (レス) id: 0ac0062b99 (このIDを非表示/違反報告)
btobsjcpily(プロフ) - めちゃくちゃ素敵な話しでした！！私も爆豪と結婚したいっ！！ (2020年12月8日 12時) (レス) id: aee8efac93 (このIDを非表示/違反報告)
爆豪ファンクラブ - ですね〜 (2020年11月9日 21時) (レス) id: 0ceb3868db (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 爆豪の奥さんなったら幸せやろなぁ (2020年11月9日 21時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2018年12月8日 1時
