9話 ページ9
「それがきっかけかは知らないけど、多分好きだったから」
どういう"好き"かは、今となっては全然分からないけども…！
「高校分かれちゃうから、伝えようと思ったらこのザマよ！！」
「辛いねー！」
「フった理由は！？」
「輪郭から見直せって言われた！！」
「ごめん分かんない」
「シルエットブスってこと？」
シルエットブスとか泣くんだけど。
なんなんだろうね、私告白したのはあれが人生で初めてだけどあのフラれ方は生涯体験しない気がする。
「もう一回告ってみれば？」
「いや普通にやだ、次何言われるか分かんない」
「みなさん、そろそろ上がりましょう」
百のその言葉で、ガールズトークは部屋へ持ち込みとなった。
____ザパーン
「ひぎゃぁ！！」
冷水を浴びて、身を震わせた。
「何してんの」
「毛穴を締めていた」
＊上がる前に冷水を浴びると、頭皮の毛穴が締まって、シャンプーやリンスの醍醐味が失われず、髪がサラサラツヤツヤになるらしいです。
「寒い…」
＊免疫力が低下する季節の変わり目などはやらないようにしましょう。風邪を引きます。
「A〜、牛乳買ってきてー」
「えー、パシリ？」
「お金部屋に置いてきちゃった！」
今度パシられてあげるから！と三奈にお願いされて、仕方なく自販機へ向かった。
「まぁ、どうせ買うから良いんだけど」
私もお風呂上りは何かしら飲む派
そう思ってポケットに手を突っ込んだら、コインが2枚しかない事に気付いた。
「200円じゃ2本は買えないなぁ…」
1本120円、仕方ない。頼まれた事だし買って行って三奈に甚大なる貸しを作ってやろう。
「牛乳かよー…覚えとけー…ギャッ」
「退けグズ！！」
「お風呂上りで血流良くなってんだね分かります」
血ぃのぼってんだよね。
いやまぁ怒鳴ってんのはいつもなんだけどね。
「…………」
「…………」
かっちゃんは500円玉を入れて牛乳を買っていた。
「チッ……」
そして何故か舌打ちして戻って行った。
私が200円を投入しようとすると、飲み物の出口にはもう何かが入っていて
「あ！！」
コーヒー牛乳だった。
「かっちゃん！」
素で忘れてるのか買ってくれたのか分からないから、とりあえず追いかける事にした。
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宇治抹茶(プロフ) - めっちゃ感動します！！！何回読んでもきゃぁああああってなる！！！！！ (2018年12月9日 22時) (
レス) id: efb3387533 (このIDを非表示/違反報告)
カリカリうめ(プロフ) - さいっこう！私得すぎる！ありがとうございますぅぅう (2018年12月8日 1時) (レス) id: 5501794369 (このIDを非表示/違反報告)
恭弥君尊き - ふぉぉぉぉぉ！とうとうくっついたかこの二人〜！ (2018年12月7日 22時) (レス) id: 7d77e3de06 (このIDを非表示/違反報告)
めいこ(プロフ) - オールアラビア語で返信してほしい！って思ったんですけどそもそも私がオールイングリッシュ無知でした。ありがとうございました。 大量更新楽しみにしてますぅ！！！！！！yea！！！！！！！！（最初で最後の知恵） (2018年12月5日 11時) (レス) id: 3eeae63cbd (このIDを非表示/違反報告)
リゼ(プロフ) - コメ失礼します！！！かっちゃんが他の男と仲良くする夢主にもやっとする感じの展開がよみたいです！いつも楽しみにしてます更新頑張ってください！！！ (2018年12月5日 0時) (レス) id: 3eedcddf40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2018年11月12日 22時
