6話 ページ6
「おーい休憩所着いたって」
「トイレトイレ…」
「かー！エコノミー症候群になるとこだったぜ」
みんな、各々の感想を口にしてバスから降りている。
「早く降りてよ」
「るっせぇなテメェは降りてくんな空気の比率可笑しくなんだろ」
「は？かっちゃんの周りだけ酸素と二酸化炭素の割合入れ替わればいいのに」
本当、なんで一瞬でも好きになったものか。
考えてみれば、恋愛的な感情じゃなかったのかもしれない、幼馴染として、デクにも持ってた"すき"っていう感情だったんじゃないか。
「Aちゃん…」
「何よー。」
高校に入ってから、私への当たりは強くなる一方。
昔と違って、デクと行動することが多くなった。
「宿泊所までは自分たちの足で行け。3つほど山を越えたら着くらしいからな」
その合図で、崖が崩れて私たちは山の中のモンスターと戦いながら宿泊所を目指すことになった。
「デク、個性の調節は平気？」
「う、うん…なんとかやってみる」
「そっか、私のためにも道作ってね〜」
一歩下がってデクを見送った。
正直、私はヒーローになりたい訳じゃない。
「おいA！お前の個性でこいつらどうにかならねぇの！？」
「無理っすね」
だから、個性把握テストも下から2番目、体育祭は障害物競走で落ちた。
別に手を抜いた訳じゃない、本番は真面目にやった。
ただ、本番前に努力をしなかった。
「汚れ仕事はしないの。」
＊女の子は、清楚が一番！汚れ仕事は…しないに限る……？
「きゃー！殺されるーー！」
「透ちゃん！」
「ビーム☆」
「砂糖こっち！！」
こういうのは、
「退け舐めプ野郎！！！」
ヒーローが道を作ればいい。
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宇治抹茶(プロフ) - めっちゃ感動します！！！何回読んでもきゃぁああああってなる！！！！！ (2018年12月9日 22時) (
レス) id: efb3387533 (このIDを非表示/違反報告)
カリカリうめ(プロフ) - さいっこう！私得すぎる！ありがとうございますぅぅう (2018年12月8日 1時) (レス) id: 5501794369 (このIDを非表示/違反報告)
恭弥君尊き - ふぉぉぉぉぉ！とうとうくっついたかこの二人〜！ (2018年12月7日 22時) (レス) id: 7d77e3de06 (このIDを非表示/違反報告)
めいこ(プロフ) - オールアラビア語で返信してほしい！って思ったんですけどそもそも私がオールイングリッシュ無知でした。ありがとうございました。 大量更新楽しみにしてますぅ！！！！！！yea！！！！！！！！（最初で最後の知恵） (2018年12月5日 11時) (レス) id: 3eeae63cbd (このIDを非表示/違反報告)
リゼ(プロフ) - コメ失礼します！！！かっちゃんが他の男と仲良くする夢主にもやっとする感じの展開がよみたいです！いつも楽しみにしてます更新頑張ってください！！！ (2018年12月5日 0時) (レス) id: 3eedcddf40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2018年11月12日 22時
