【名探偵コナン】小学時代の旧友がイケメンになっててシフト被ってる。

20話 ページ20

「こんにちはー」







「あれー？安室さんにシフトを代わってもらった人だー」

「梓さーん？」

「ごめんごめん」





体調は平気？と言ってくるあたりやっぱり私は体調不良だったのか。



人に言われて気づくってどういうこと。







「薬飲んだらすっかり元気でさぁ」



「最近働きすぎで疲れちゃったのよ！お昼食べていく？」


「んー、いただく」




たしかに、まともな休みはなかったかも。



すると奥からヒョコッと安室透が登場した。







「こんにちは！」


「こんにちは、代わってくれてありがとう」


「いえいえ」





どうもハムサンドを作ってくれるみたいで。


朝も昼もご馳走になるって…





「昨日の雨が嘘みたいですね」


「そうね」





本当良い天気、歩いていて気持ちが良かった。





「Aさん買い出しありがとねー！」


「え、あ、ううん」





そういえば買い出しのものそのまま持って帰った…とカウンター越しに顔を上げたら安室透が人差し指を口に当てていた。




有能すぎる。






シフト変更以外有能すぎる。




「見直しすぎた」

「それは嬉しいです」






感動したわ正直、そりゃあシフトコロコロ代えても店長がクビにしないわけよ。





「Aさんロスのキャロットラペ食べない！？」


「ロスのね、いただきますね。」




サラダに乗せてもらってちょっと得した気分。


朝の不思議な会話が嘘みたいないつもの感じ、そうそうこれぞポアロ。







「朝ねー、すっごい美人の人に話しかけられてさ。人違いだと気付かずずっと喋り続けてんの」



「何それしんどい」


「ほんとに。」





いつ打ち明けるべきか迷ってたら勝手に帰って行ってビックリしたよね。






「でもあの人見たことある気がする…」

「昔の友達とか？」





それ多分私らの地雷。(違いない)







「バーボン飲みたいんですがみたいなのも言われて」


「スーパー探してたんじゃない？」

「あぁそういうこと？」




内容違うかも、とケラケラ笑っているとカランとバターナイフが落ちて。






「それ、どこで話したんですか？」


「家の近く」


「誰と？」


「美人さん、外国人かなぁ」






話噛み合わないけど眼福だったなぁ






「あとジンがー、とか誰ですかって感じだよね」



「絶対人違いじゃん！ねぇ安室さん、安室さん？」






バターナイフ落としたままだし、



どうしてそんな表情をしているの？

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