8話 ページ8
「芥川先輩先どうぞ」
「いやお前が先に行け。」
「いえいえ、先輩優先ですよどうぞ。」
「にー!いちょーっこ!」
Aに引っ張られ二人は俺の家へ。
ガッチガチに畏まってる二人を他所にAは走り周っている。
「何か食いてぇモンあるか?」
「ごはん!」
「いや其れはわかる。」
何て言えばいいのか頭を抱えていると、Aは思い出した様に言った。
「あかいの!」
「赤?」
なんだ赤いのって、トマトか?
「芥川わかるか?」
「いえ、絵でも書かせてみたら如何でしょう。」
「おぉいいアイディアだな。」
Aに紙とクレヨンを渡すとスラスラと絵を書き出した。
三人でAを囲む様に興味津々に凝視していると出来たとの事。
「赤いまな板?」
「と、茶色い溝。」
「いや一応食いモンだろ。」
頭を捻っているとAが俺の袖を引っ張った。
「おとなは、えっと、えっと……あ!ワサビつけてた!」
「寿司か!!」
「それー!」
Aとハイタッチしてはしゃいでいると芥川と樋口が成る程…と。
おいまな板と溝っつったの誰だよオイ。
「じゃあ寿司頼むか。」
電話して数分、チャイムが鳴ったので出ようとすると樋口が出てくれた。
彼奴が今のところ一番安全だよな。
「おぉ、立派なお寿司ですね。」
「いちょーはやくぅー!!」
「うん!Aちゃんはマグロが好きなのかな?」
樋口がマグロを指差す、図星だったらしい。
「きゃー!」
「ほら座れー」
「ぱっぱぱっぱまぐー!」
「マグロな。」
「まぐろー!」
「おーおー賢いなAー」
「にー!んめ!」
急にAは芥川を叱った。
「な、なんだ?」
「いたーきます!」
「あ、そうか…悪いな。」
全員で手をあわせる。
「いたーきます!」
「「いただきます」」
すげー和むわー。
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ルラ - 中也がどんどんロリコンに、、、。夢主尊 (2022年5月22日 18時) (レス) @page23 id: 58625759fa (このIDを非表示/違反報告)
Komachi(プロフ) - 主様の物語全部まじで好きです!!!更新いつまでも待っております!無理せず頑張ってください! (2022年3月28日 21時) (レス) @page23 id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
ミカンチャン(プロフ) - 平和すぎて涙出てきた (2021年12月30日 21時) (レス) @page23 id: bf3a83fab0 (このIDを非表示/違反報告)
眠夢_(プロフ) - すっき尊きマジ無理しんど (2021年2月24日 0時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
どこかの人形 - 尊い…ガハッ (2019年8月20日 14時) (レス) id: 17610c9081 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2016年7月22日 1時