非公開 (ページ15)

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_____気が狂う位笑ったのは、いつ振りだろうか。

片腹が痛くて堪らねぇ。

…大方、俺が再び人間を襲う事を恐れて、
こんな事をしでかしたのだろう。

俺がまた過ちをしないように。

俺自身を抑制させる為に。

俺に気を掛けさせない為に。

……そんな過去の事をチラつかせば、
俺を黙らせられると思ったら大間違いだ。

…………俺、お前に言ったよな？

"お前を一生手放さない。"って。

この際、テメェが俗界に抜け出した理由など
どうでもいい。

お前は俺の"許嫁"だ。

どんな経緯があろうが、俺の側から離れる事は許されない。

身の程を弁えろ。馬鹿女が。

俺の妻になった意味を、十分に教え込んでやる。

「………アイツに何を頼まれたかは知らねェが、
そんな事はもう良い。

そこを退け。
これ以上邪魔をするならテメェらでも容赦しねぇぞ。」

目の前の2人を睨み付けると、
カラ松が落胆したようにため息を吐いた。

「……やれやれ、…出来るだけこの手は使いたくなかったんだが…。

淑女の頼みだ。
こうなったら、お前を無理やりにでも止めるしかないな。」

「…ッは、お前ら如きに、
俺を封じ込められるとでも思ってんのか。」

「いいや、

だが足止めをする事くらいは出来るさ。

……チョロ松、援護を頼むぜ。」

「…はぁ、…まぁ、
結局、こうなる事は薄々分かってたけどさ。

……つーか、カラ松は何でAの居場所を
言っちゃったんだよ。」

「はは、…少しくらいなら大丈夫かと思ったんだがな。
……おそ松の愛欲の深さを侮っていたよ。

彼は本当に、心底あの子を愛しているようだ。」

身体を打ち震えさせ、
飼い慣らした“本能”を目覚めさせる。

「……遠慮は不要だ、

覚悟しろ…ッ！！」

________愛しいA、

今度こそ、俺がお前を殺してやる。