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異変? ページ5

tr side

『あ、真都(しんと)

ys「・・よぉ」

いつもの通り冷たいなぁ。
・・・ってそんなことはどうでもいいか。
というか、「ようやく気付いたのかい」ってどういうこと?
そう思い私は真都に聞いた。

『ようやく気付いたのかいってどういうわけ?
まるで前からずっと“時間が止まっている”みたいじゃん。』

ys「その通りだ」

???何がその通りなの?・・ん?えっまさか
“みたいじゃなくて”本当に時間が止まっているといいたいの?
もし、そうだとしたら一体いつから?

『いつから時間が止まっているの?』
そう聞くと真都は表情を変えずに「1週間前から」と答えた。

ということは前から時間が止まっていたってことでいいのか。というか嘘でしょ?1週間?!
なんで私は気付かなかったんだ?

ys「お前が気付かないのも無理はない。皆、そういう風に“思い込んでる”」

・・・?思い込んでる?誰かに“そうされている”みたいな言い方だな。・・ということは、誰かがそう“仕向けた”ってことでいいのか。

でも、“時間を止める”なんて誰が?

『う〜ん』
私がそう考えていると真都は、「「灯台もと暗し」って言うように、答えはすぐ近くにある」と言った。

答えはすぐ近く?どういうことだ?う〜ん・・・・・・・ん?そういえば私の友人に”時間“をあやつるやつがいたな。まさか、あいつらが異変の主犯?

ys「考えはまとまったか?」
『なんとなくだったら』
そういうと真都は「なら早くいくといい。これ以上時間の”ズレ“が出ない内にな」そういい彼は背を向けた。
『そうだね』
そう言うと私は、店から北北東にある森に飛んでいった。

ys side

「・・・いったか」
ふぅ〜とため息をつき、Aが勤める店の壁にもたれかかった。Aは頭の回転がはやく、勘も鋭いんだがこういったことになると鈍感になる。まあ誰にでも、デメリットはあるもんだが。

ん?そういえばあいつ、店を開けたまま行ってないか?僕は急いで店の外に出るとそこには“open”という文字があった。

「・・仕方ない店番しておくか」
やれやれと呆れていると一匹の黒猫がこちらに近づいてきた。見た感じ野良猫が迷い込んだのだろう。ヨシヨシと額を撫でてやると気持ち良さそうに目を細めた。
「可愛いなぁ〜」
僕は少し微笑んだ。あ、そういえば最近“疾風(はやて)”が北北東の森によく出るっていい忘れてたな。猫を撫でながらそう思った。


このときの僕をAが見ていたことはあとから知る事になる

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設定タグ:能力 , 人外 , 夢主   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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文鷹(プロフ) - 雪もちわんこさん» ありがとうございます! (2022年3月11日 20時) (レス) id: 9b00fd5143 (このIDを非表示/違反報告)
雪もちわんこ - オリジナル設定なのに色々細かくて、面白く書いていて面白かったです!(語彙力なくてすみませんw)応援してます!ついでに5個目をもらいましたぜい☆ (2022年3月10日 20時) (レス) @page9 id: 9d56067a81 (このIDを非表示/違反報告)
文鷹(プロフ) - ユッビーさん» ありがとうございます! (2022年2月13日 21時) (レス) id: 9b00fd5143 (このIDを非表示/違反報告)
ユッビー - イベントから来させていただきました。おもしろいです!表現の仕方が好きです✨更新が楽しみ!右星失礼しやす! (2022年2月12日 20時) (レス) @page2 id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)
ユッビー - イベントの方に、コメントさせていただきました! (2022年2月12日 20時) (レス) id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文鷹 | 作成日時:2021年8月11日 13時

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