【３章１７話】ヨコハマギャングスタアパラダヰス ページ34
「探偵社には孰れまた伺います。
その時、素直に御阿礼さんと七十億を渡すなら善し───渡さぬなら」
「戦争かい？探偵社と？良いねぇ、元気で」
太宰は不敵な笑みを浮かべる
「やってみた給えよ────やれるものなら」
「零細探偵社ごときが！我らはこの町の暗部そのもの！
傘下の団体企業は数十を数え、この町の政治・経済の悉くに根を張る！
たかだか十数人の探偵社ごとき───三日と待たずに事務所ごと灰と消える！
我らに逆らって生き残った者などいないのだぞ！」
太宰の態度を気に入らないのか声を荒らげ云う樋口
その言葉を聞いても二人は髪を弄り詰まらなそうにしている
「「知ってるよ。その位」」
「然り。外の誰より貴方がたはそれを悉知している」
「──元マフィアの太宰さん御阿礼さん」
「それでは」
そう云い残し路地裏から去る芥川
そして其の背に続いて去る樋口
「さてと、三人を運ばなきゃだね」
「面倒臭いオーラが溢れ出ていますよ。私が異能力を使いますから」
全身から面倒臭い感情が出ている太宰に
「『幻想郷縁起・ネクロファンタジア』」
すると地面にスキマと云われる裂け目が現れる
探偵社に繋がったスキマに敦、谷崎、ナオミを落とすと
御阿礼は目眩がしフラッと倒れかけるが、それを太宰が支える
「矢張り無茶していたね。御阿ちゃん」
「まぁ最近結構使いましたからね」
「昔から云っているよね？無茶のし過ぎは駄目だよ。って」
ニコニコと笑う太宰だが其の笑顔には凄い圧を感じる
御阿礼は悟った
＿＿＿＿此れは怒っている。と
「はぁーー、反省してくれるなら良いよ。今後気を付けてね」
「………判りました」
「うん。与謝野女医が最近
御阿ちゃんの解体不足だって云っていたから次に無茶したら解体ね♪」
「え、」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
�爐垢阿譴榛欧曚病腓�く悩む�瓣�坂口安吾作「太宰治情死考」より引用
【ネクロファンタジア】
・御阿礼の異能力の一つ
・簡単に云えば“境界を操る程度の能力”
・幻想郷の賢者の能力
〈効果〉
・境界を操るのは危険で力の重圧に耐えられる者しか扱えない
・力の消費が激しいので基本的にスキマを使う
・物事の存在には境界が存在し全ての境界を操る
・昼と夜の境界を操り夜を留めれる
「原作とは違い少々オリジナルを入れています」
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えぼし(プロフ) - 返信遅くなってすみません。初心者の作品を見てくれて此方こそ有難うございますです。 (2022年4月30日 19時) (
レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
いか - 東方と文ストとか言う最高のクロスオーバーありがとうございます好きです (2022年4月30日 18時) (レス) @page1 id: fe2c98bf5f (このIDを非表示/違反報告)
えぼし(プロフ) - 有難うございます！何方とも好きな作品でなので、そう云ってくれて嬉しいです！！学校も有るので不安定更新ですが此れからもお願いします (2022年3月26日 16時) (レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
乱刹 - 東方と、文ストのコラボとか最強じゃないですか！それとめっちゃ面白くて好きになりました！これからも更新がんばってください。 (2022年3月26日 14時) (レス) @page5 id: a8460a1252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えぼし | 作成日時：2022年3月1日 2時
