【３章２話】ヨコハマギャングスタアパラダヰス ページ19
「ともかくだ小僧。
貴様も今日から探偵社が一隅。ゆえに周りに迷惑を振りまき、社の看板を汚す真似はするな。
俺も他の皆も、そのことを徹底している。なあ太宰」
「か弱く華奢なこの指で私の首を締めてくれないかい？
安心し給え。御阿ちゃんの白くて綺麗な首は私が締めるから。」
「お断りしますね」
何時もの如く御阿礼の手を取り心中に誘う太宰
それを華麗にスルーできる御阿礼も、中々の強者だ
「黙れ迷惑噴霧器。お前は大体いつも」
くど、くど、と太宰を怒っている国木田を確認しながら自己紹介を始める谷崎
「ええと、改めて自己紹介すると……僕は谷崎
探偵社で手代みたいな事をやってます。そンで、こっちが」
「妹のナオミですわ」
いてっ。と云っている谷崎を気にしないで抱き着くナオミ
「兄様のコトなら……何でも知ってますの」
「き──兄妹ですか？本当に？」
ジッと谷崎を見るナオミ
そのれに雲行きが怪しくなる
「あら、お疑い？
勿論どこまでも血の繋がった実の兄妹でしてよ…？
このアタリの躰つきなんてホントにそッくりで……
ねえ兄様？」
幸せそうな表情をして
さわ、と谷崎の服の中を触るナオミ
敦はダラダラと汗を流している
「いや、でも」
その続きを云おうとするとポンと国木田の手が敦の肩に乗る
(こいつらに関して深く追求するな！)
(あ……はい)
「ねえ、敦君は何の花が好き？」
「え、花ですか？……それなら鈴蘭が好きです。孤児院に稀に生えていて
それを見つけて勇気を貰っていました。花言葉を本で知っていたので」
異能力────
『幻想郷縁起・月に叢雲花に風』
御阿礼がポケットから小さい何かを取出し
そう云うと
御阿礼の手には鈴蘭の束が出来ていた
「はい。花で悪いけれど試したお詫び」
「わあ、凄い！これが御阿礼さんの異能力ですか？」
「ええ、その一部。気に入ってくれると嬉しいわ」
鈴蘭の花言葉＝幸せの訪れ
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【月に叢雲花に風】
・御阿礼の異能力の一つ
・関係に云うと“花を操る程度の能力”
・太陽の畑に住んでいる花の妖怪の能力
〈効果〉
・花を咲かせたり
・向日葵の向きを変えたり
・枯れた花を元通りに咲かせる
・御負として傘も生み出す
・能力を使うには少々の花の種が必要
「原作とは違い少々オリジナルを入れています」
【３章３話】ヨコハマギャングスタアパラダヰス→←【３章１話】ヨコハマギャングスタアパラダヰス
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えぼし(プロフ) - 返信遅くなってすみません。初心者の作品を見てくれて此方こそ有難うございますです。 (2022年4月30日 19時) (
レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
いか - 東方と文ストとか言う最高のクロスオーバーありがとうございます好きです (2022年4月30日 18時) (レス) @page1 id: fe2c98bf5f (このIDを非表示/違反報告)
えぼし(プロフ) - 有難うございます！何方とも好きな作品でなので、そう云ってくれて嬉しいです！！学校も有るので不安定更新ですが此れからもお願いします (2022年3月26日 16時) (レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
乱刹 - 東方と、文ストのコラボとか最強じゃないですか！それとめっちゃ面白くて好きになりました！これからも更新がんばってください。 (2022年3月26日 14時) (レス) @page5 id: a8460a1252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えぼし | 作成日時：2022年3月1日 2時
