【wrwrd】本当に弱いモノ【軍パロ】【男主】

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no.side


[ベルア国]


ベルア国の国王が我々国と戦争をすると宣言して、1ヶ月が経ち、今朝、国王は我々国に宣戦布告をした。


陸上部隊は外に並ばされ、指示を待つ。
険しい顔をしたAは前に立ち、言う。



『陸上部隊諸君！ついにこの時が来た！今までの訓練の日々を思い出せ！自分を信じるんだ！


この中には、戦争に負けるかもしれないと思っている者もいるだろう。

もしかしたら、そのような結果になるかもしれない...。


だが、俺は誰一人として死ぬことを望んでいない！


運命に抗え！


未来はいくらでも変えられる！』



陸上部隊全員の歓声が上がる。


その一人一人の瞳には、闘志が感じられた。


─────────────────────
[同時刻、我々国]


我々国でも、同じように軍隊が外に並ばされていた。

黒い軍服を身にまとった男が前に立つ。

この国の総統、グルッペン・フューラーだ。



gr「諸君！今朝、ベルア国から宣戦布告された。だが、何も恐れることはない！宣戦布告されることは前々から分かっていた。

我々はいつも通りのことをすればよい！

この戦争の主役は我々だ！」



軍隊全員の歓声が上がる。

その一人一人の瞳には尊信の色があった。


─────────────────────


違う場所で、同じタイミングに声が上がる。



『全員配置につけ！』


gr「さぁ、」



gr「『戦争を始めよう。」』



ある者は覚悟を決めたような、真剣な顔つき。


ある者は嬉々として、邪悪な笑いを浮かべる。




今、戦争が始まった。

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