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Aside
俺はさっさと部屋に戻り、ロウが来るのを待つ。
2、3分後扉をノックする音が聞こえる。
『開いている、入ってこい。』
rb「失礼します！」
ロウが部屋に入って来て、俺をしっかりと見つめる。
rb「A様、あの、話とは？」
『話の内容は分かるだろう？スパイ。
いや、我々国の幹部様、といった方が正しいか？』
すると、ロウは驚き後ずさりをしていた。
rb「な、なぜ...そこまで、わかってるんですか？」
『ﾌｯ...お前がスパイであることは、お前と最初にあった時に気づいていた。
そして、我々国との外交にて、お前が我々国の者であると確信が持てた。
それはなぜか？理由は匂いだ。
お前は花の匂いがした。
この国に花屋が無いにも関わらず。
我々国の人と会った時も微かに花の匂いがした。お前と同じ花の匂いがな。』
ロウは俯き、認めたように聞く。
rb「俺を、どうするつもりや...？」
相当焦ってるな。敬語が抜けてる。
そんなんじゃ、スパイとは言えないぞ...。
俺はため息をつき、言う。
『...戦争の時に逃がしてやる。お前を呼んだのも、そのことを伝えるためだ。』
rb「は？」
ロウは再び驚き、こちらを見てくる。
『ﾌｯ...信じられないという顔をしているな。
お前を逃がす理由として2つ。
1つは、お前が優秀な人材であるからだ。それに俺はお前を気に入っている。殺すには惜しいものだ。
もう1つは...そうだな。
仮にお前を人質に取って我々国に何かを請求したとしよう。あの総統はどうすると思う？
それは決まって一つ。こちらの国に宣戦布告してくるだろう？
それは困る。
国王はスパイが入られていることを全く知らない。それなのに突然、宣戦布告してきたら、どんな行動を起こすかわからない。
ここまで理解できたか？』
rb「な、なんとか...。」
ロウはあごに手を当て、いろいろと考えているようだった。
『...俺は基本的にスパイを元の国に帰している。牢屋で自国の情報を吐かせ、その国と交渉し、平和的に解決している。
だが、今回はどうだ？お前をここに呼び出し、スパイかどうかを確かめ、しかも戦争で逃がすと言っている。何の情報も聞かずに。
これがどういうことか分かるか？』
俺がそう言うとロウは睨みつける。
rb「...何が望みや。」
自然と口角が上がる。
『話が早いようで助かるよ。幹部様？』
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ゆかり(プロフ) - シラゆさん» ありがとうございます(*´∀｀)嬉しいです！頑張ります！次作が出るまでしばしお待ちください☆ (2020年4月9日 12時) (
レス) id: 90177999dd (このIDを非表示/違反報告)
シラゆ - コメント失礼します(小声)もう終わりか、寂しいな、なんて思っていたら【第1章】！？！？好きです.......頑張って下さい！他の作品も見せて頂いています！陰ながら応援していますね！コメント失礼しました。 (2020年4月9日 12時) (レス) id: dc5a42bdb9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - かりん♪さん» ありがとうございます(*´∀｀)頑張ります！しばしお待ちください☆ (2020年4月7日 17時) (レス) id: 90177999dd (このIDを非表示/違反報告)
かりん♪(プロフ) - 続編すごく楽しみです！！更新お待ちしてます！ (2020年4月7日 16時) (レス) id: c8babae8e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます(*´∀｀)もう少し先があります！更新をお待ちください☆ (2020年4月7日 13時) (レス) id: 90177999dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかり | 作成日時：2020年3月18日 23時
