【wrwrd】本当に弱いモノ【軍パロ】【男主】

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rb.side



この国に侵入して、2週間。


今は訓練所で訓練中。


この国の生活にも慣れてきて、自然に書類管理室や監視室に入れるようになった。




でも、どこを探しても俺が欲しい情報はない。


目星はついてる。
後はどれだけ自然に関われるかやなぁ...。


昨日、グルッペンから連絡があって、この国に来るらしい...。


あいつ、この国に来たい理由、Aさんに会いたいからだろ...。
気に入ったとか言って勧誘せんとええけど...。



Aさんの部屋に入るチャンスではある、けど、今じゃない気がする。


まだ、リスクが大きい。


もう少し安全に情報をとれる時を待つ。




突然、訓練所の扉が開かれ、入ってくる人がいた。



『おーい、ロウはいるか？』

rb「は、はい！います！」



Aさんが入ってきてすぐに俺のことを呼んだから驚いた。

俺、なんかしたかなぁ...。
バレてへんはずやけど...。



『訓練中、すまない。
少し聞きたいことがあるんだ。
俺の部屋に来てくれ。』

rb「わ、分かりました！」



Aさんは部下にお疲れ様と伝えながら、訓練所を出て行った。


俺は先輩方に訓練を抜けることを伝え、Aさんの部屋に行く。




少し深呼吸して、Aさんの部屋をノックする。



『どうぞ？』

rb「し、失礼します！」



部屋に入るとAさんはいつものように書類をしていた。

俺が入ると、こちらを向いて話しかけてくる。



『来たか。急に呼び出してすまないな。』

rb「いえ...。それで、ご用件は...。」

『お前、情報収集は得意か？』



急に聞いてくることが情報収集！？
いや、むしろ本業だけど...。

この人、なんで分かったん、エスパーか？



rb「...苦手ではありませんが、どうしました？」

『3日後、我々国の外交官と総統がこの国を訪れる。その時に出すお茶やお菓子が何がいいかを調べてほしい。』

rb「わ、分かりました！」



冷や汗がやばい...。
さっきどんな顔しとったのかもわからへん...。

これだけはAさんに聞いとかな...！



rb「A様はなぜ僕が情報収集が得意だと思ったんですか？」

『勘だ。』



...どこまでグルッペンに似とるんや。

お茶とお菓子なら、まだ分かるし、最悪聞けばいけるか。



『明日までに調べてくれるとありがたい。監視室にパソコンはあるから、そこの部下には話しておく。頼んだぞ。』


rb「はい！」

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