19 ページ21
Aside
新人教育の訓練初日から早一週間。
俺は夜な夜な書類を終わらせ、新人の訓練を勤める生活が続いた。
お陰様で寝不足だ...。
今日でとりあえずこの生活は終わりだ。
あー...でも3週間後にはまたこの生活...。
何で戦争するんだ...。
ため息を付きつつ、訓練所に向かう。
『みんな揃ってるな?
本日から、本格的に部隊の訓練に入ってもらう。新人という扱いはなしだ。
大臣や分隊隊長の言うことをしっかり聞くようにな。
では、海上部隊と国王護衛部隊の者は各部隊の訓練の場所に行け。
陸上部隊はここに残ってくれ。』
新人達「はい!」
国王護衛部隊は7人、
海上部隊は10人、
陸上部隊は9人、入る事となった。
俺は陸上部隊全員を集め、並ばせる。
『さて、陸上部隊諸君。新人達がこれからこの部隊に入る。
元々いる陸上部隊には再び言うことになるが、
決して恥じるような行動をするな。
お前たちの仲間思いなところは俺が知っている。たとえ、他の部隊の者から、新人を、いや、仲間を、もしくは自分をバカにされても、ムキになるなよ?
そう言う奴ほどバカなんだ。
嘲笑え!
お前たちは弱くない!』
歓声が一気に上がる。
そう、この部隊は弱くない。
俺の訓練に、もがき抗った。
それが何よりの証拠だ。
『さぁ、新人を歓迎しよう!我らの部隊に!』
訓練所は再び歓声に包まれた。
俺について来てくれるお前たちに、いつも感謝してる。
『訓練に移ろう。いつものメニューをしてくれ。』
全員「はい!」
返事をした後、俺に近づいてくる者がいた。
いつも近くにいる部下だ。
「A様、素晴らしかったです。」
『ありがとう。だが、お前は毎回聞いているではないか。飽きないか?』
「全く飽きません。毎回素晴らしいです。」
『そうか。』
「A様、今日は休まれてください。疲労が伺えます。」
『...だが、』
「寝不足でしょう?」
『...。
今日は部屋に戻ることとしよう。』
「ゆっくりお休みになってください。」
『ありがとう。』
俺は訓練所を出て、部屋に戻る。
出来る部下を持ったものだ...。
俺は幸せ者なのだろう。
部屋に戻り、ベッドに寝転ぶとすぐに眠りについた。
1182人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆかり(プロフ) - シラゆさん» ありがとうございます(*´∀`)嬉しいです!頑張ります!次作が出るまでしばしお待ちください☆ (2020年4月9日 12時) (レス) id: 90177999dd (このIDを非表示/違反報告)
シラゆ - コメント失礼します(小声)もう終わりか、寂しいな、なんて思っていたら【第1章】!?!?好きです.......頑張って下さい!他の作品も見せて頂いています!陰ながら応援していますね!コメント失礼しました。 (2020年4月9日 12時) (レス) id: dc5a42bdb9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - かりん♪さん» ありがとうございます(*´∀`)頑張ります!しばしお待ちください☆ (2020年4月7日 17時) (レス) id: 90177999dd (このIDを非表示/違反報告)
かりん♪(プロフ) - 続編すごく楽しみです!!更新お待ちしてます! (2020年4月7日 16時) (レス) id: c8babae8e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます(*´∀`)もう少し先があります!更新をお待ちください☆ (2020年4月7日 13時) (レス) id: 90177999dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆかり | 作成日時:2020年3月18日 23時