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いつもの日常-プロローグ ページ1

その探偵社には、どんなに口説かれても照れない女性が居た。



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「君の為に、愛の花束を…。」



『入水なんて書かれているメッセージカード、付けないでくれますか?』



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「とても綺麗だね…。」



『私のデスクに座り乍ら言わないで下さい。』



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「一緒に心中しようじゃないか!」



『それで照れるとお思いで?』



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まぁ、照れる筈も無かった。←



そんな、



絶対に照れない女性と、



絶対に照れさせたい男性の、




物語である。

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作者名:やのこ | 作成日時:2019年7月21日 13時

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