君と私のコントラスト ページ24
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『…恥ずかしい話でありますが、私の術式は自身でもよく分かっておりません。ですが甲狗様のご期待に添えるようなモノではないかと』
────メグミンが影に関する術式だったし、私も十分その可能性は有り得る。
だが式神経由ではないと思うんだよな…影に何か関係はあるんだろうけど。
笑みを貼り付けたまま言うと、甲狗のじっちゃんは表情ひとつ崩さずに「そうか」と一言だけ言った。
…ん？
『…それだけ、ですか？』
「何か問題でもあるのか」
『ｱｯいえ滅相もございません』
…嫌味やら何やらを言われる覚悟はできていたのだが。それはどうやら違ったようだ。
アレッもしかして甲狗のじっちゃんって意外といいひと…？？？？(チョロい)
「A、ここの庭は様々な種類があるというわけではないが、花が咲き誇っていて綺麗だから、庭で遊んでくるといい。
…甚爾、お前はここに残れ」
「は？ンでだよ」
「残れ。…A、行きなさい」
心做しかやんわりと笑む甲狗のじっちゃんに、愛想良く返事をする。失礼します、と一度頭を下げて部屋を出た。
後ろからパパの声がするとか私知らない。もう一回言うね？私知らない。
＊
…禪院家は金持ちだ。
庭を見た時、一番に思ったのはそれだった。
『(いや ひっっっっろ)』
地面に茂るコケ、道を示すように置かれた石、控えめに咲いていようとも存在感を醸し出す藤の花やリンドウ、丁寧に手入れされている木々…。
一言で言うならば、「殿様の庭園」。豪華すぎて目眩すらしてきた。
『うわ、池まである…』
澄んだ水がいっぱいに流れ込む池──直径20〜30というところだろうか？──に、私の圧倒的場違い感を感じた。
(金銭のことを想像して)怯える私の影から何かが這い出てくる。
思わずﾋｯと小さい悲鳴をあげると、そこにはちっこい狐がいた。
『…え？』
────私の見間違いでなければ、この子は私の影から出てきたような…？？
思わず頭を抱えそうになったとき、ある男の存在を思い出す。
この前 呪霊を倒してくれた和風イケメンのことだ。
『…君、もしかしてこの前の男の人？』
しゃがんでキツネに問うてみる。警戒したのか、キツネは木の上にスルスルと登っていった。
降りておいで、と声をかけるもその子は降りてこない。思わずため息をつきそうになった時、ある考えが思い浮かぶ。
『…降りられないの？』
キツネが甲高く鳴き声をあげた。
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狐(プロフ) - 初コメです！失礼します！夢主も伏黒甚爾もめちゃくちゃ可愛すぎませんか！？吐血じゃないですけどゴフッって空気吐くくらい可愛いです！めちゃくちゃ応援します！更新頑張ってください！ (12月30日 3時) (
レス) @page48 id: 17039bfc90 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - もうまって大好きです面白いと可愛いの大渋滞です…！！続編いつまでもまってます！ (12月26日 4時) (レス) @page48 id: 9c9eeae16e (このIDを非表示/違反報告)
望奈 - おもろすぎん。 (12月8日 22時) (レス) @page48 id: 8b146cc8f6 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めっちゃ好きです…！！パパ黒との絡みがてぇてぇ過ぎて吐血するかと思いました()更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月30日 20時) (レス) id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだぁ - 投稿楽しみにしてます！！ (11月26日 20時) (レス) @page48 id: f8f579a222 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イケメンになりたい。
| 作成日時：2021年1月13日 22時
