６５：バレンタイン後のその後（蘭、竜胆） ページ18
怒ってないと否定しても、いつもと違う蘭の様子に浮かない顔をする怜奈を見て、なにやら思いついたようにニヤっと蘭が笑みを浮かべる。
蘭「じゃあ、蘭ちゃん大好き、って言ったら許してやるよ」
『え、ヤダ。怒ってないんでしょ？』
謝っておきながらもそこは即答で断る怜奈に、離れて様子を見ていた竜胆や九井が噴き出す。
蘭「ん？何て言った？
蘭ちゃん、よく聞こえなかったなぁー」
蘭が怜奈の腰に手を回して抱き寄せると顔を近づけ、怜奈が逃げるように体を逸らすが蘭の腕の中では可動範囲は限られている。
怜奈が蘭の胸を押して体を離そうとしてもビクともしない。
蘭「言わないとちゅーするぞ？」
蘭が身を屈めて顔をますます寄せ、逃げられないように怜奈の体をさらにグッと抱き寄せる。
蘭の整った顔がもうあと数センチの距離にある。
蘭ちゃん、マジのやつだ
『〜っ、蘭ちゃん大好きっ！』
観念したように怜奈が叫びに近い声をあげる。
蘭「ホントに〜？」
『ホントにっ』
蘭「蘭ちゃんも」
コクコクと小さく頷く怜奈に蘭は満足そうな笑みを浮かべ、怜奈の頬にキスするとようやく怜奈を解放する。
蘭から解放された怜奈は竜胆のもとに駆け寄って背後に隠れる。
『蘭ちゃんがちゅーしたっ』
竜胆と九井は内心突っ込みたくなるのを抑える。
((お前もみんなにしてたけどな))
竜「兄貴がごめんな〜？お詫びに焼肉食いに行く？」
笑いながら怜奈の髪を撫でる竜胆。
『え？いいの？』
竜「ん。俺と九井と一緒に。ボスも誘えばいいっていうだろ。三途もついてくるだろうけど」
蘭「え〜。いいな、オレも行きたい」
竜「兄貴は鶴蝶と仕事だろ。てか、時間大丈夫？」
蘭「ちぇ〜。じゃあ行ってくるわ。イイコでな、ハニー」
『いってらっしゃい、ダーリン』
九「怜奈、棒読みすぎだろ」
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ゆう - 今までよんだ中でー番おもしろいです！いつもありがとうございます！これからもがんばってください！ (11月14日 21時) (
レス) @page12 id: 8a7e22f16f (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 百合さん» 続編も読んでいただいてありがとうございますっ！嬉しいコメで頑張れます♡ (6月19日 19時) (レス) id: c86157d70c (このIDを非表示/違反報告)
百合 - うん、最高。←ホントに大好きです💖 (6月16日 15時) (レス) @page48 id: e72506d086 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 東雲アカリ*さん» コメありがとうございます♡長いのに読んでいただけて嬉しいです♪ (2023年3月26日 20時) (レス) id: c86157d70c (このIDを非表示/違反報告)
東雲アカリ*(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くてつい一気に読んでしまいました！続き楽しみにしてます！ (2023年3月23日 23時) (レス) id: 0a20fc4a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2023年2月9日 18時
