世界一怖いと噂のお化け屋敷に行ってみた(rind:bntn) ページ43
〇竜胆(梵天)
「怜奈、マジで行けんの?」
『行ける』
「あんなに映画怖がってたじゃん」
『映像よりこっちの方がリアル感ない気がする』
「なんだよ、それ」
二人で話しながら並んでいるのは世界一怖いと今話題になっているお化け屋敷の列。
順番が来ると竜胆の手を握って中に入る怜奈。
-------3分後----
「うわっ!」
『っ!竜ちゃんびっくりさせないd…ヤダーっ!!』
「うぉっ!!怜奈こそびっくりさせンなよ」
『ギャっ!!もうやだ〜、竜ちゃん』
「あと、もうちょいだって。あっ!」
『え、何っ!』
「何か壊したかも」
『えっ!?何を?…それ人の手じゃない?!ヤダーーーー!!』
仕掛けに驚き、相手が驚いた声にも驚き、倍以上に疲れて出てくる二人。
疲れ切ってしまい、買い物の予定を変更して近くのカフェでお茶することに。
『…お化け屋敷ってこんなに疲れるもんだっけ?』
「精神的にも体力的にもハードだわ…」
『しばらく一人でお風呂も寝るのも無理かも』
「オレも…あっ!明日、仕事でオレ帰るの遅いかも」
『えっ!うそ〜。蘭ちゃんは?』
「兄貴も一緒」
『え〜…』
「あ、絶対安全で夜中でも誰かいるとこあったわ。そこで待ってな」
日付が変わって少しして竜胆が戻ったのは、まだ明かりのついている事務所。
「怜奈〜、迎えに来たよ」
『あ、竜ちゃん。おかえり』
パソコンをカタカタと操作する九井の傍で、書類整理を手伝っていた怜奈が声に振り返って笑みを浮かべる。
九「ここは託児所じゃねぇぞ」
「まぁ、今日だけだからいいじゃん」
『そうそう、お手伝いもしたし。じゃ、ココくん、お世話になりました』
書類を片付けて帰り支度をするとペコっと頭を下げる怜奈。
九「まぁ、役にはたったな…怜奈、ウチでバイトするか?時給はずむぞ?」
『え!?ほんと?どうしよっかな』
「いや、怜奈、悩まなくていいから。断って。ココも反社に怜奈を引き込もうとすんなよ」
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シア - 耳元で囁かれたら一発KOですね。 (2023年3月6日 23時) (レス) id: 5724e2c09d (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - きりんさん» きりんさんの作品どれも好きで、特にココ君好きなので、本当にきりんさんのは何度も読んでて感動です!ありがとうございます!!がんばります♡ (2023年3月6日 22時) (レス) id: c86157d70c (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 瑠歌さん» 全然そんな事ないですよ♪あ、でも、ご希望のキャラがいたらリクのときに一緒に教えていただけると助かります♪リク頂いたのに、推しがいなかったら申し訳ないので。 (2023年3月6日 22時) (レス) id: c86157d70c (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - シアさん» 蘭ちゃんはもう色気ムンムンなので仕方ないですww (2023年3月6日 22時) (レス) id: c86157d70c (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 朔夜さん» 私のお話も読んでいただいてるんですね!楽しみにして頂けてるなんて、私の方こそ光栄です♡どきどきしながらコメントしてよかった……!(笑)お互い頑張りましょうねー!♡ (2023年3月6日 9時) (レス) id: 3b12f1ab58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔夜 | 作成日時:2023年1月11日 1時