魔女っ子ありるんの恋パート２ (ページ8)

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呪いが解ける時その２ページ8

side山田
あーあ。ホレ薬の効果切れちゃった…
と、思ってたら俺のところに戻ってきた大ちゃん

大「山田。ごめんけど別れよう」
涼「うん。言うと思ってた」

あの薬を作ったのは絶対に知念
知念の奴、なんで急にやる気になってんだよ

慧「なぁ山田。ひとつ聞いていいか？」
涼「いいけど…何？」
慧「山田って本当に大ちゃんのこと好きだった？」
涼「なにいって…」
慧「本当に好きなら、そうあっさり諦められないよ。少なくとも俺がそうだった」

何言ってるんだ？
俺は大ちゃんのことが好きで…

本当に？ならなんで簡単に諦められた
好きは好きでも本当に恋愛感情の方の好きなのか？

大「…やっぱり山田は知念のことがすきなんじゃない？」

知念を？そんなわけない
俺と知念は、小さい頃から一緒の親友で…
なんか違う。親友のはずなのに、その言葉に違和感を感じる

宏「いた！光、そこだ」
光「よかった。移動してなくて…」

突然、ほうきに乗って薮くんと光さんが来た

光「山田！急げ。早くしないと、知念が」
涼「知念がどうした？」
光「知念が悪魔の世界に帰るよ」

知念が？なんで急に？
確かに薬を作ったことは怒ってるけど、それだけで？

宏「なぁ。心当たりとかないのか？」

わからなくて、首を横に振る

宏「知念は相手が忘れた約束を今までずっと信じてるって言ってた。知念の言う相手ってお前じゃないのか？」

約束？そういや、知念も前に約束を覚えてるかって聞いてたよな…

約束…

『おおきくなったらりょうすけのおよめさんにして？』
『もちろん！』

もしかして…あの時の？
そうだ。忘れてたけど、俺はずっと前から知念が好きだったんだ

涼「知念はどこに行った？」
光「わかんないけど、元の世界に戻るには行きと同じゲートを行かなきゃ行けないはずだよ」
涼「わかった」

大「山田！頑張れ！」
涼「大ちゃん。本当にごめん！
それと、ありがとう…」

そう言い俺は、翼を広げて飛び立った

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やまちねの約束の内容がちゃんと書いてなかったので
『幼き日の思い出その２』の内容を少し追加しましたm(_ _)m