魔女っ子ありるんの恋パート２ (ページ3)

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幼き日の思い出その２ページ3

side知念
涼「そう…なんだ」

涼介は悲しそうな顔をして言ってた
けど、その後なにかを決心したような顔をした

涼「ゆうり！」
侑「な、なに？りょうすけ」

涼「ぼく、そいつよりサッカーうまくなる。キラキラ？もでるようにがんばるし、かっこよくもなる」
侑「りょうすけ…」
涼「だから…そのいとをきって、ぼくのおよめさんになって！」

侑「…ふふふっ」
涼「わらわないでよ！」
侑「だって…いとをきったら、りょうすけのおよめさんになれなくなっちゃうよ」
涼「ゆうり…ってことは」
侑「さっきのひとはりょうすけのことだよ」
涼「やったー！ゆうりだいすき！」
侑「わたしもっ！」
涼「りょうおもいってやつだね」
侑「そうだね。だから、おおきくなったらりょうすけのおよめさんにして？」
涼「もちろん！ゆうりのためにぼくもっとがんばる！」

これが私の昔の約束
涼介が忘れても、忘れられない大切な思い出

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涼介はもうこの約束を覚えてない
もう、この想いは捨てた方がいいかもしれない

筆箱からはさみを取り出す

赤い糸は普通の方法じゃ切れない
けど、魔力を込めると切ることができるって本で読んだ

本当は切れてほしくない！
けど、もう叶わない約束を待っているのも辛い

私ははさみに魔力を込めた

侑「バイバイ…私の初恋」

パチンっ

私の赤い糸はあっさりと切れてしまった