ジョルノside ページ10
少し前にカフェで落ち着いて休憩できると思った。それなのに、女子が集まって来て、それを追い払った後にまさか、「康一」とかいう空港でトランクを奪われた日本人がぼくを追いかけて来るなんて。
だけど、最近身に付けた能力のおかげで逃げることができ、今は電車に乗っている。外の空気を入れようと、電車の窓を開けて景色を見ようとした。
チャリーン
金属製の何かが落ちた音がぼくの座っている席近くでした。視線をやると、白いスーツの腕が伸びてコインを拾い上げる。ボブカットをした男はそれをぼくに見せた。
「君の？」
「いえ」
「ふぅーん…そう。儲けだね」
何だか、わざとらしいような動作だな…
ぼくの斜め前の席に座る男の懐に入っていくコインを見届けると、彼はぼくに話しかけてきた。
「もしさぁ…ここにカバンが落ちてて、中に10億リラ入っていたら…君届ける？」
突然、変な話題を降ってくるな…
彼は只者じゃないと気付き、それでもぼくは彼に答えた。
「フッフフ、まさかぁ。貰っちゃいますね」
「ハハハ！正直だねぇ。でももし、おれが私服警官でそれを見ちゃってたら？」
「…警察のあんたに半分握らせて、目を瞑ってもらう…かな」
すると、男は笑った。
「フッハーアハハッ！いや、いいねぇ〜。君はマジでそうするだろうね！冗談とかハッタリじゃあない、分かるんだ。君は本当のことを言っている。おれねぇ、人の本当のことを言ってるかどうか分かるんだ。ほぼ間違いないかな」
彼はさらに話を続ける。
「顔の皮膚って、汗とかテカるだろう？その感じで見分けるんだ。汗の味を舐めればもっと確実に分かるかな」
舌を出すと、上唇を舐める。
いよいよコイツが怪しくなり、ぼくから本題を持ちかける。
「あんた、誰です？」
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ぱるめん(プロフ) - お久しぶりです。コメントありがとうございます！これからも応援をよろしくお願いします！ (2019年1月13日 22時) (
レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - すごく面白くて続きが気になります！更新がんばってください！！ (2018年12月5日 16時) (レス) id: 8b8855a9c6 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - あ〜良いこと言う!! (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるめん(プロフ) - 確かに、助け合いは大切ですね。何かあれば、またお願いします。 (2018年12月2日 23時) (レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - コメ返に追い付けないww (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱるめん | 作成日時：2018年11月30日 20時
