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「一体、階段の下で倒れている人は何なんだ?君はその人に何をしたんだ!?」


「おい、誤解するな!ぼくじゃあない!そこのスタンドが攻撃…」


ブラック・サバスに指さした方には既にそこにはいなかった。またどこかへ移動してしまったのだろうか。


「何が誤解だ!"見てたんだぞッ"!君があのおじいさんと話をしているのを!ぼくは窓から見てたんだからなッ!」


康一の言葉にジョルノは焦り始めた。


「見てた…だって?まさか、ライターの火を付けるのも見たのか!?」


ブラック・サバスが消えた理由と次の行動が彼の頭にすぐさま浮かび上がる。


「その手すりの影を踏むなッ!コーイチ君ッ!影から出ろォーーッ!」


気づいた時には遅かった。ブラック・サバスが手すりの影の中から現れ、康一のスタンド エコーズact3の頭をガッシリと捕らえていた!


「再点火を見たな!チャンスをやろう…おまえには"向かうべき二つの道"がある!」


「こ、これは…一体ッ!?」


ブラック・サバスの口から矢先が近づく。


「あの矢は…!」


「ゴールド・E!」


エコーズに近づく矢をゴールド・Eの手が刺されたことによって防がれる。だが、その痛みはジョルノの手に伝わった。


「グッ…スゴク痛い…ムチャクチャ痛いが…おかげで、おまえを"日光の下"に引きずり出せたようだ」


手すりはみるみる蔦へと変わり、アサガオが生まれた。手すりがなくったことで影もなくなり、日光が直接ブラック・サバスへと届く。


「うおおおおおおぉぉぉ!!」


もがき苦しむブラック・サバス。やはり、弱点は日光のようだ。
だが、近くにある影へと手を伸ばし逃げられてしまった。


「おしい!しかし、やはりヤツは完璧に影から引きずり出せば、勝てる可能性があるようだ」


「い、今のは…今のスタンドは…」


階段から飛び降り、ジョルノに尋ねる。


「見ての通り攻撃されている。このライターを点火したじいさんは殺された。それを見てしまったから、ぼくも君も攻撃の対象になっているってことさ」


「そのことじゃない」


康一は否定した。その彼の顔は先程よりも焦った表情だ。


「今のは…"弓と矢"のあの"矢"だッ!このイタリアにもあったなんて…」






『"矢"…?』


屋根の上の観戦者は烏を撫でながら目を細めた。

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ぱるめん(プロフ) - お久しぶりです。コメントありがとうございます!これからも応援をよろしくお願いします! (2019年1月13日 22時) (レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - すごく面白くて続きが気になります!更新がんばってください!! (2018年12月5日 16時) (レス) id: 8b8855a9c6 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - あ〜良いこと言う!! (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるめん(プロフ) - 確かに、助け合いは大切ですね。何かあれば、またお願いします。 (2018年12月2日 23時) (レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - コメ返に追い付けないww (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱるめん | 作成日時:2018年11月30日 20時

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