チョコバナナ(cnin.CNside) ページ5
※『ティラミス』の知念視点です。
ーーーーーーーーー
「チョコバナナ食べたぁい」
「何急にどしたの知念」
驚いた顔したいのちゃん。
なんかね、イメージ？
いのちゃん、チョコバナナみたいって思って。
甘い甘いいのちゃんだから。
食べちゃいたいくらいにね♡
「ちーねーんー？」
「んふふ、僕も今急に思ったの。
今日ほら、バレンタインでしょ？」
「うん？」
「だからね、いのちゃんがチョコだったら、何だろ、って思って！」
バレンタインのお家デート、恋人のいのちゃんと２人きり。
しばらくテレビとか観てイチャイチャしてたけど、やっぱりバレンタイン特集とか多めだね。
「そうなの？
おれチョコバナナなんだ？」
「うん、甘いやつ！」
そう言ったら、いのちゃんがちょっと考えて。
「じゃあ知念はティラミスでどお？」
「ティラミス？？」
「可愛い感じするでしょ？」
可愛い感じかぁ。
むー、ちょっと納得いかない。
「あれ、知念？」
ダメだった？
別のがいい？
とか言ってまた考えてるけど、可愛い系のお菓子ってあと何？って呟いてる。
全くもう、僕のこと、可愛いだけだと思ってるの？
「いのちゃん」
「ふぁ……ん！ッ……んぅ、ん……」
名前を呼んで、こちらを向いたいのちゃんに、深い深いキスを贈る。
息が出来ない？
力が抜けてきちゃって、緩く僕の服を握って、ほんと可愛い。
それに、すごく甘いよ。
「ん、はぅ……」
「僕は可愛いだけじゃないんだからね？
いのちゃんなんて、全部食べ尽くしてあげる」
「ッ……！」
ちゅ、ともう１回、今度は軽くキスをした。
あーあ、いのちゃんまっかっか。
イチゴみたいになっちゃった。
チョコバナナじゃなくてチョコイチゴだったかな、なんてね(笑)
もう、我慢なんて出来ないや。
何も言えなくなっちゃったいのちゃんを押し倒して、美味しく頂くことにした。
甘い甘い、
いのちゃんの全てを。
END.
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作者名：りりた
| 作成日時：2017年2月14日 4時
