生ホワイトチョコ(ymin.INside) ページ3
※『チョコレートマフィン』の伊野尾視点です。
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「伊野尾ちゃん」
「ふぁい?」
「何その返事(笑)
もしかして眠い?」
「んー、ちょっとだけぇ」
バレンタイン。
2人きりで過ごしたくて、俺の家にやまちゃんを招待した。
今は、ソファに座ってライブ映像観賞してる。
俺のお気に入りのやまちゃんが映ってるからね!
ただ、こんなにゆっくりするの久々過ぎて、しかも隣にやまちゃんがいるの最高で、ついつい眠くなっちゃう。
肩に頭乗っけてると、あたたかさも感じるの。
「ねぇ、もうそろそろ観るの止めて、俺とベッドに行かない?」
飽きちゃったのか、そんなこと言われて。
やまちゃんが、ちょっとだけ身体を起こして、頬にちゅ、とキスをした。
すっごく恥ずかしくて、ばか。って言ってやつた。
ニヤけてんじゃない!
「うー……」
「何で唸ってんのよ。
まだ観たいの?」
「……うん……だって、このやまちゃんカッコいいんだもん……」
「それはどうも。
どこがか分かんないけど」
「これ!この白い衣装!」
「衣装かよ!」
ツッコまれたら面白すぎてついつい笑っちゃった。
お気に入りはこのやまちゃんでした!
もちろん衣装だけじゃないよ。
「えへへへへ、白い衣装を着た、やまちゃんだよ」
「後づけみたい」
「違うもん、ちゃんと思ってるよ!
なんかね、白が似合うよなぁって思ってさ、なんか、いいよね!
白って、何にも染まってない感じだし。
やまちゃん俳優とかアイドルとか、いろんな色に染まれるから。
いろんな色に変わるけど、でも最後にはやまちゃんの白に戻るっていうね!」
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作者名:りりた | 作成日時:2017年2月14日 4時