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そこまでバレてんの！？
怖すぎるだろ！！
どういうこと！？
混乱していると、目の前で分かりやすいくらいのため息を知念がつく。
「あのねぇ、２人とも自覚してる？
不仲説流れるくらい接点無かったんだよ？
それが急に一緒に帰ったり２人だけでこっそり会話してたり、表には出さなくてもメンバーみんな驚いてるよ」
「みっ、みんな！？」
「当然じゃん、僕たち何年の付き合いだと思ってるの？
まぁ、雄也といのちゃんみたいな前例があるし、ただ仲良くなっただけって思ってる人もいるけどね？
少なくとも僕は、何かあったんじゃないかと思ってるから」
違う？と聞かれ、俺は唖然とした。
言葉を失ったまま穴が開くぐらい目を見開き知念を見つめる。
「……涼介、何かあった？」
「…………」
知念から笑顔が消える。
真剣に、俺と伊野尾ちゃんを心配してる。
……ありがとな、知念。
でも、ダメなんだ。
「僕にも言えない？
じゃあ、いのちゃんに直接聞いてもいい？」
「ダメだ。
……伊野尾ちゃんをそっとしておいてあげて欲しい。
伊野尾ちゃんが、言えるようになるまでは。
もどかしいだろうけど、気になるだろうけど、これだけは。
……お願い」
頭を下げれば、知念がまたため息をついた。
それから、ぐいっと肩を押され頭を上げさせられて、バチンッ、とデコピンをされた。
「いたッ！」
「水くさい。
頭下げるとか。
どうしても嫌なことムリヤリ聞いたりしないよ。
僕をナメてんの？」
「う……ごめ、」
「分かった。
もう聞かないよ。
……同じように宏太も心配してるから、僕から伝えとくね」
「薮ちゃんも……」
「あの人最年長だからね、実はちゃんと見てますよ、みんなのこと」
「そっか……」
デコピンされた額を撫でながら、ありがとな、と言うと、今度ご飯奢って、って言われた。
任せとけ、と答えたところで、ジュースを買いに行っていた圭人が戻ってくる。
「はいこれ、山ちゃん」
「サンキュ」
「ちぃちゃん」
「ありがと！
あ、圭人ちょっといい？」
「んー？」
圭人からジュースを受け取ると、知念が圭人を呼び寄せて、雑誌を見ながら全然別の会話を始めた。
どうやら1人にしてくれたらしい。
ふぅ、とため息をついて、ジュースを開けた。
だいぶ緊張していたらしい。
知念のこういう頭の回るとこ、尊敬する。
ほんとにごめんな、知念。
でも、これだけはダメなんだ。
俺は、伊野尾ちゃんを裏切るような真似だけは絶対にしたくないから。
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りりた(プロフ) - shootingstarhapさん» ずっと応援していただきありがとうございました。コメントがとても励みになっておりました。長いこと更新を停めてしまうこともあったにもかかわらず、本当に嬉しかったです。少しでも、楽しんで頂けたなら幸いです。本当にありがとうございました！ (2020年6月16日 18時) (
レス) id: bd2ed28c98 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 更新心待ちにしていました…！嬉しいです！今回もボロボロに泣いてしまいました…伊野尾さん、食べれて良かったです…。本当に良かったです。素敵なお話しありがとうございます！ (2020年6月16日 18時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！皆の所に元気に戻ってきてくれて本当嬉しいです！りりたさんのお話しまた楽しみに待っています！ (2019年11月11日 16時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - やっと思いが通じ合って嬉しいです。大好きな作品です。切なくてもどかしくてどうなるのかと思ってましたけど嬉しい展開でまた好きになりました。いつもありがとうございます。 (2019年6月30日 23時) (レス) id: 1d86e2ca18 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - りりたさんの更新待ってました！お忙しい中ありがとうございます！(^-^)本当良かったって最新のお話し見て物語に入り込みすぎてて泣いてしまいました…。りりたさんのお話しは本当素敵でよく泣いてしまいます。またお話し楽しみに待っています(^-^) (2019年6月30日 16時) (レス) id: 841a63da71 (このIDを非表示/違反報告)
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