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「謝るのは僕にじゃないでしょ。
涼介の態度のせいで、大貴自分のことまだ責めてんだから」
「あー、そうだよな……」
「ま、今頃みんなが何とかしてくれてるだろうけど。
特に世話好きのヒカとか、宏太とか、あとはいのちゃんとか」


涼介の肩が跳ねる。
誰の名前に反応したんだろう。
恐らくは先程揉めてしまった宏太か。
もしくは、関わると様子のおかしくなるいのちゃんか。


「……涼介だって分かってんでしょ、宏太の気持ちは。
軽いケガとはいえ、心配なんだってこと」
「……うん、でも、俺は任務に……」
「現場に出なきゃ任務に携わったことにはならないわけ?
ホームでも出来ることはたくさんあるよ。
というか現場に出てない僕といのちゃんにケンカ売ってんの?」
「えっ!?
ち、違うよそんなんじゃないって!」


慌てる涼介が面白いからもう少しからかってやろうかと思ったけど、今はやめとく。
僕は涼介の話を遮らず、黙って見つめることにした。
そうすると、涼介は素直に話してくれるから。


「……本当は分かってんだよね。
今回の任務は止めとくべきだって。
怪我は本当に大したことないけどさ……。
ちょっと……集中できる気がしなくて……」
「……それは、いのちゃんが関係してる?」
「っ、な、」
「バレバレだよ涼介。
分かりやすいんだもん」
「…………」


驚愕し目を見開く涼介に思わず苦笑した。
やっぱりバレてないと思ってたんだ。
いのちゃんと何かあったんでしょ?
とうとう告白でもした?なんて聞けば、途端に表情が曇る。


「……伊野尾ちゃんにもバレてると思う……?」
「いのちゃんは鈍いから絶対気付いてないと思う」
「……そっか」
「好きなんでしょ」
「……うん」
「……まさか何かあった?」
「……今朝……伊野尾ちゃんのこと寝惚けて抱きしめちゃって……」
「……え、それだけで気まずいの?
何それ、純情乙女?」
「そっ、そんな言わなくても……!」
「だって事実じゃん」
「い、いや、だって!
俺はさぁ、初めてなんだよ。
好きだと想えた相手、伊野尾ちゃんが。
だから、どうしたらいいか分かんなくて……」


顔を赤らめたり、戸惑ったり焦ったり、目の前でくるくる表情を変える涼介。
こんなの、初めて見た。
驚きを感じつつ、なんか可愛い。


「……何笑ってんの」
「涼介が面白くて」

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りりた(プロフ) - サファイアさん» 初めまして、コメントありがとうございます(*^^*)精いっぱいがんばります!これからもぜひぜひ覗いてやってください! (2017年8月7日 9時) (レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
サファイア(プロフ) - すごく面白いです!!コマンダーが大好きなので嬉しいです!続き楽しみに待ってます!!更新頑張ってください! (2017年8月7日 1時) (レス) id: 4e761e8dd9 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - りった。さん» りった。様初めまして、コメントありがとうございます!本当に嬉しいです(*^^*)ずっと書きたくて半年ぐらい経ってしまったのですが、やっとお話が出来始めたのでUPしました(笑)亀更新かと思いますが頑張りますので、宜しくお願い致します! (2017年7月27日 8時) (レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
りった。(プロフ) - りりた様、初めまして。りった。と申します。初コメ失礼致します。最近はせんせーしょんずの作品が減っていて残念でしたが、りりた様が更新して下さったおかげで、私の楽しみが1つ増えました!今後も応援させていただきます。初コメ失礼致しました。 (2017年7月25日 21時) (レス) id: 134476545d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りりた | 作者ホームページ:___  
作成日時:2017年3月31日 3時

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