＊ ページ7
「やまちゃん、あーん？」
「うう……」
「ほら、ちょっとくちに入れてみて？？」
「ううう……」
「おねがい、ほら、入れて？」
「うっ……」
「やまだぁ、早く、いれてよぉ……！！」
「わっ、分かったよ！！」
ぱくっ。
うぐ。
負けた。
究極の選択。
大嫌いなトマトを伊野尾ちゃんに食べさせてもらうか、拒否して伊野尾ちゃんを哀しませるか。
こんな機会ないから食べましたよ。
でも美味しくない。
美味しくないし、最後言葉略し過ぎだしちょっと色々と限界。
「おおお、山田がトマト食った！！」
「伊野尾ちゃんが食わせたんでしょ……」
「美味しい？ね、美味しいでしょ」
「いや……ね、口直ししたいんだけど」
そう言って、伊野尾ちゃんの後頭部を引き寄せて。
ぷっくりとしたその唇に、俺は……。
「ほら、涼介水あげるからこれ飲んで。
てかみんないるのに楽屋でイチャつくの止めて」
「あ、ちねーん」
「伊野尾ちゃん、ロケ弁のトマト涼介に食べさせるなんてすごいね！さすが！」
「まあ、山田だからねー」
「あ、涼介、水飲んだだけじゃダメそうならうがいしておいでよ」
「いってらっしゃーい」
「えっ」
バタンっ。
ペットボトルの水を差し出されて、それを受け取ったまま固まってたら楽屋から追い出されてしまった。
えっ、ウソだろ。
「あー楽しかった！」
「伊野尾ちゃん涼介で遊ぶのほんと面白すぎだからね」
「山田、単純なんだもん」
閉められた楽屋のドアから漏れてきた会話に、俺は今夜伊野尾ちゃんをめちゃくちゃにすると心に決めた。
END.
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りりた(プロフ) - まみさん» こんにちは、りりたです。小説が完成しましたので移行先にてお読みいただけますと幸いです。宜しくお願い致します。 (2017年4月4日 17時) (
レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - ありがとうございます。嬉しいです。 (2017年4月4日 9時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» かしこまりました。こちらのページが現在いっぱいになってしまいましたので、移行後に書かせて頂きたいと思います。少々お待ち下さい。 (2017年4月4日 0時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - できれば家に帰ってから嫉妬するという感じがいいです。でもどんなやまいのも好きなので何でも大丈夫です。 (2017年4月3日 23時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» たくさんいらっしゃる素晴らしい占ツクの作者様の中から、お選び頂いて、こうしてリクエストして頂けることは光栄なことだと思います。リクエストの、事件をやまいので、というのは芸人さんを山ちゃんに置き換えてということですか？ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりた
| 作成日時：2016年12月2日 4時
