98 イラスト ページ48
ＪＮ「うーん、これはどーゆー事なんだ？」
リビングに入った私達に気付いたジニョンさんが、
鼻の下を指で触りながら、
私達の周りをグルグル歩き始めた。
ＹＧ「だから言ったでしょ？
お試しってことだよ。」
ＪＮ「あれだけお前と話したのにまだそんなこと…。
Aさん、ホントにそれでいいの？」
A「え、いや、あのなんとゆーのか、アハハハ。」
ＪＮ「お前、また何か仕掛けたなー！」
ＹＧ「ち、違うってー！
僕とAはもう、髪を乾かしたりマッサージしたり出来る仲なんだってばー！
だからだよー！」
ＪＮ「ん？」
ユギョムくんを羽交い締めにしようとしていたジニョンさんの動きがピタリと止まる。
ＪＮ「なんだ、それ？」
ＹＧ「さっきジェボミヒョンと勝負をして僕が勝っちゃったんだよ。
ジェボミヒョンてばさー、大人げなくAの前で拗ねちゃって(笑)。」
ＪＮ「こいつの言ってること、合ってるの？」
A「偶然？たまたま？
結果的にそーなっちゃったってこと？
良く分かりませんが、ま、そんな感じで一応…。」
ＪＮ「なんか裏がありそうだな。」
ＹＧ「な、なにもないってー！
いててて、ヒョン離してよー！
僕は、ずっとずっとAと一緒に居たいんだよー！」
ＪＮ「はいはい分かった分かった。
Aさん、向こうでこいつと話をしてくるから僕の代わりにゆうの話し相手になったげて。」
A「喜んで(笑)。」
ようやく、
ユギョムくんから解放された私。
テーブルいっぱいに沢山の写真と色鉛筆を広げながら、
幸せそうな表情で、スケッチブックの中のイラストを眺めているゆうさんの横にちょこんと座る。
A「うわー、スッゴい！
これってゆうさんが描いたんですか？
壮大な世界観、２つの手から溢れ出る優しさ？
上手く言えませんが、なんだかそんなコンセプトの様な？」
ゆう「えっ分かるの(笑)？
あぁ超嬉しい、そーなの、そーなのよ(笑)。」
背景は、
星いっぱいの満天の夜空。
小さくて華奢な右手が、
ゴツゴツした大きな左手で包み込まれていて、
更にその周りを、
白いモヤが優しく包み込んでいるという、
なんとも幻想的で不思議なイラスト。
ゆう「この絵は、今の私とジニョンさんそのもの。
全然構図が決まらなくてね、でもやっとここまで描くことが出来たんだ。
実はコレ…。」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2019年11月25日 20時
