54 敏腕マネージャー ページ4
ゆう「ヨナ相手だと喧嘩しちゃうと思うから、私がAさんの教育係ね(笑)。」
A「はい！」
私達が一番乗りかと思っていたのに、
店内は、既にコーヒーのいい香りが漂っている。
ゆう「みんな、おはよう！」
A「皆さん、おはようございます。」
『おう』『おはよう』『おはよ』
『もっと遅くてよかったのに』
あちこちから聞こえる、
ゆうさん家族の張りのある声。
ゆう「あれ？
まさかの朝帰りってやつ(笑)？」
常連客、なんだろうか？
手を引っ張られ、
カウンター席に座る、
３０代後半くらいの男性の所に連れてこられた。
ゆう「この人、誰だと思う？
あの超めんどーな、ＧＯＴ７の敏腕マネージャーさんなのよ。
今日は髪ボッサボサで、全く冴えてないけど(笑)。」
ＭＧ「もしかして、この子が噂の？」
ゆう「そうよ、超かわいーでしょ(笑)？」
A「は、初めまして。
ヨナの妹のAです。
色々ありまして、ここでお世話になることになりました。」
爺「な、いい感じだろ(笑)？」
ＭＧ「あぁ(笑)。」
さっきまで、
頬杖をつきながら無表情でコーヒーを飲んでいたのに、
急に上目遣いで髪を整え出すマネージャーさん。
ＭＧ「どうも初めまして。
君の事は、アイツらから色々聞いてる。
俺も宿舎で暮らしてるんだ、これからどーぞよろしくな。」
ゆう「うわっ、なんかカッコつけてる(笑)。」
A「お仕事、大変なんですね、徹夜でお仕事ですか？
ご苦労様です。」
ＭＧ「えっ、いや、あの。」
ゆう「違うんだよ(笑)。
この人、昨日彼女さんのアパートにお泊まりしてね(笑)。」
A「あぁ、そっち(笑)。」
ＭＧ「そ、そんな目で俺を見んなよ！
俺はな、俺は…。」
ゆう「ホント、早く結婚しちゃえばいいのに。
でないと、ユギョムくんが報われないじゃん？」
A「えっ？」
ゆう「この人、世間からユギョムくんを守るために、ずっと(ユギョムくんの彼女の家に)送迎係をしてたの。
だけど、この人に彼女が出来てそれが出来なくなっちゃって。」
ＭＧ「あぁうぜー。
アイツが女と別れたのは俺のせいだって言いたいんだろ？」
半年前からユギョムくんに彼女が居ないのは、
まさか…。
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2019年11月25日 20時
