52 嫌いじゃないよ ページ2
ＹＧ「今の…、ギュッって、なに？」
A「な、なにかな？
あれ、おかしいな、あはは。」
ＹＧ「素直に受け止めていいの(笑)？」
ニヤッと笑いながら、
四つん這いで、また私に近寄ってきたユギョムくん。
だから、ダメだって。
ネコ耳は(笑)。
さっき言ったばっかなのに、
もう忘れてる。
A「ちょ、ちょっと待ってってばー(笑)。
腹筋崩壊するから、もーこれ以上、ネコ耳で近寄って来ないでー(笑)！」
ＹＧ「あああぁぁ！」
ははは、
やっとヘアバンドを外した。
A「ギュッってしちゃったのは、ユギョムくんの仕草が可愛すぎてペットみたいって思っちゃったから。
ハイ、残念でしたー！」
ベーって、
ユギョムくんに変顔をしながら立ち上がり、
なに事もなかった様に、
すっかり冷めてしまったココアを一気に飲み干した。
ＹＧ「じゃ、僕はフラれちゃったってこと？」
ま、
そーゆーことになる！
ってからかうと、
ホントに死んじゃいそうな気がするし、
正直、
ユギョムくんと二人きりの時間は嫌じゃなかった、
むしろもっと居たかったのは事実なワケで。
A「私、今のユギョムくん、嫌いじゃないよ。
むしろ、もっともっとユギョムくんの事を知りたいって思っちゃった。」
ＹＧ「えっ、ホント(笑)？」
A「うん(笑)。
でもね、私まだここに来たばっかだよ？
Sunny cafeが私に求めてる事もろくに分かってないのに、今、ユギョムくんと付き合うなんて考えられないよ。」
ＹＧ「だよね…。」
A「それに、いきなり告白される事自体が初めてで、どう対応したらいいのかも分かんない。
だから、今の返事はもっと後でもいい？
ユギョムくんがどんな男の子なのかを知ってからちゃんと答えを出したいの。」
ＹＧ「Aさん。」
A「だーかーら、ハイ、握手！
これからもどーぞヨロシクね(笑)。」
ユギョムくんの右手を、
両手で包み込むようにギュッと握りしめた。
ＹＧ「分かった。
じゃ僕は、Aさんからいい返事が貰えるように頑張るコトにする！
あ、でもその前に…。
僕に、パワーをちょうだい(笑)。」
突然、包み込まれるように、
フワッと抱きしめられた私。
A「ちょ、ちょっと(笑)？」
ＹＧ「僕、こーするのが大好きなの。
Aさん、ちゃんとメモしといてねー(笑)。」
ハァ、
またしてやられたー。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2019年11月25日 20時
