51 ギュッ ページ1
A「ちょ、ちょっと待って(笑)?
落ち着いて、もっとよく考えようよ?」
YG「今さら何を?
だって僕、思いきってAさんに告白までしちゃったんだよ?」
ネコ耳ユギョムくんが、
どんどん近付いてくる。
A「いや、だから、ぷぷぷ、だからね(笑)。
ダメだよ、そんなネコ耳付けて告白なんて、ぷぷぷ。」
YG「えっ?
あ、あああぁぁっ!!」
頭に付けたまんまのネコ耳ヘアバンドを両手で確認すると、
顔全体が一気に茹でダコの様に真っ赤になったユギョムくん。
YG「ハァ、なんでこんな大事な時に僕は…。
あーもー終わった、明日から生きていけない。」
両手で顔を覆うと、
その場にしゃがみこんで全く動かなくなった。
か、可愛すぎる(笑)。
YG「ううぅぅぅぅ…。」
A「もしもーし(笑)?」
YG「ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい…。」
A「私の声、ちゃんと聞こえてるよね?」
YG「き、聞こえてない…。」
ほら、
ちゃんと聞こえてるじゃん(笑)。
とにかく、
ユギョムくんの一つ一つの仕草が超可愛すぎで、
一気に愛しさが込み上げてきて、
思わず、
包み込むようにギュッって抱きしめちゃった私。
YG「ふぇ、ふぇっ???」
びっくりした顔で、
こちらを伺い見るユギョムくん。
A「いや、あ、あの、私…。」
パッと、ユギョムくんから離れ、
その場にへなへなと座り込む私。
ヤだ、
私、ユギョムくんのこと…。
もしかして、
これが好きという感情、
って、やつ?
まさか?
嘘でしょ?
ユギョムくんに聞こえてるんじゃないかと思うくらいに、
さっきから有り得ないくらいに心臓がバクバクしている。
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年11月25日 20時