ヒロインは悪役につき【修学旅行編】

弟（内容一部変更） ページ8

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一松に言われたことで気をよくした私は思ったより単純なんだと思った。
結局私は青色のビキニに、ラッシュガードを購入した。



トト子はピンク色のバンドゥビキニ。美穂子はオフショルビキニをそれぞれ買った。





「沖縄楽しみだねっ」





そういって心底嬉しそうにほほ笑む美穂子。
それに至って、私は完全同意することができなかったのは、察して頂きたい



班行動ではおそ松とチョロ松と顔を合わせなくてはいけないのだ






「なんだよ」

「別にぃ」




私と美穂子とトト子の後ろを、ほかの男の視線を警戒しているチョロ松とおそ松に目を向ける。
それに気づいたチョロ松が不満そうにつぶやく


間延びした口調で返事を返す





＿＿それにしても、美穂子とトト子は異性も勿論だが同性の目もひいている。
今までナンパされなかったのは後ろにいる厄介者のおかげといっていいのだろう









「あ、あの。お手洗い行ってきてもいいかな？」
「トト子も行くー」





ちょっと恥じらいながらも美穂子は小さくつぶやく。
それに同調したトト子は二人でお手洗いの方へ向かっていった






私と六つ子はちょっと離れたベンチで待つことにした








「いやぁ、あの二人の水着姿拝めるなんてラッキーだよね！」

「っふ、ビーナスは二人も...」

「最高だよねっ！」

「しかもビキニ...」

「ごちそーさんです！」

「へそのしわ...」






うわぁ、ドン引き。
知り合いと思われたくないような下品かつ最低な会話をしている六つ子から少し距離を取る






トイレが混んでいるのか、なかなか帰ってこない二人。私は六つ子から少し離れた場所で、六つ子と他人のフリを決め込みスマホをいじっていた







「...A？」


不意に男の声で自分の名前を呼ばれた。その声は六つ子のものではなく、しかし。私にとっては聞きなじみのある声だった






「...え、和也？」



私の前の前にいたのは、紛れもない私の可愛くない弟。兼、美穂子の彼氏だった

私の弟については第94話 夢主、弟。を見てくれるとありがたい・






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次はアイル様リクエストの夢主の弟だと知らず、和也にやきもちをやく六つ子を書きたいのですが、何松視点が良いとかありますかね...？

あったらコメントくれると有難いです！

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