隣の席の不器用くん 【 完結 】

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やっぱりマジックって凄いかも









だって雄登くん凄い笑ってるもん
ずっ ーーー と笑顔




それになんだか紳士だし







さっきも私が皆と別の方向に進んでたら


雄 ｢ こっち ｣


って言葉は素っ気ないけど
手を引いてくれたり









お肉を食べて油が口元から垂れて
顎の方に行っちゃった時も



すぐ気づいてふいてくれたり





いや 、これは爆発した



色々と








今もさり気なく
私を日陰に入れてくれて



日差しから守ってくれてる








日陰に入れてくれた時はまあ
いきなり無言で突き飛ばされたから

何事かと思ったけど 、








雄登くん素直じゃないんだからあ
って思う事にした








龍 ｢ Aちゃん 、那須とどう ？ 順調 ？ ｣







雄登くんが御手洗に行く為
私の隣から離れたと同時に龍我くんが来て







龍 ｢ 傍から見てるともうカップルだよ 、妬いちゃうくらいお似合い ｣








貴 ｢ …… /// ｣







龍 ｢ あ ！ 真っ赤だ 〜 可愛い 〜 ｣







なんて言うけど
お似合い だなんて言われて照れないひと
どこにいますか ーー ！







しかも ｢ 妬いちゃう ｣ って龍我くん可愛すぎだよ






雄登くんが龍我くんの事 、大好きな理由少し分かるかも






大天使様なんだね (とは)






龍 ｢ まあ那須に虐められたらいつでも言ってね 、守ってあげるから ｣







ぶわっ 泣いた

なんていい子なんだろう
虐められたらってもはや毎日 、
会う度に虐められてます 〜







雄 ｢ おいブス 、俺の龍我取んな ｣







龍 ｢ あ 、またそういう事言う ！ ｣







… でもなんかもう … 慣れてきたかも ブス呼び







… 慣れって怖いなあ







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