第183話 ページ6
「春日美湖准教授ねぇ…彼女すごく優秀な生徒だったし、い「彼女はこの大学の卒業生なんですか？」へ？あぁ、もちろん詳しく言えば大学院まで出てるけど」
(国立大学、大学院卒業。32歳の若さで准教授。このご時世に凄いな……)
工藤たちが色々聴き出している間に私は極力存在感を薄めて色々と物色させてもらう。
(っ！サークルでの写真……整理整頓は苦手なのか……？)
「なんも収穫はなし、ここまで来んでも知られたことばっかりや」
「そんなことないよ、結構面白い写真見つけたし」
私はシャッター音のしないカメラで撮っておいた写メを二人に見せる。
「なんやこの写真」
「もう一つあるよ、これと、こっち」
スクロールしてもう一つの方を見せる。
「これがなんやねん」
「これ、二人とも同一人物。そんで春日美湖」
「「ええ！？」」
期待通りの嬉しい反応をしてくれる二人に思わず口角が上がる。
「……春日美湖？」
私たちの声に反応してとある男性が立ち止まった。私たちはそれに気づいて男性を見つめた。
「へぇ、彼女を知っているんだね、君たちは高校生？って、子供？」
「へっ？あっ、いや！違います！違います、この子は私の友達の親戚の子で、この人も私の友達です！！」
慌てて弁解すると男の人は笑って肩をすくめた。
「そんなに否定しなくても、でもそのおかげか思い出したよ、たしか春日准教授もそういう噂があったんだよね」
「噂？」
「どこからか出所はわからないんだけど彼女大学生の時従兄弟との間に子供ができたとか何とか、まぁ噂だからよくは知らないんだけど、君たち受験生？よければ案内しようか？」
「あっ、いえ。大丈夫です。失礼します」
私たちはアイコンタクトを交わし、礼をしてその場を立ち去る。
「なんかさ、私でも見えてきた気がする」
「……あぁ」
ニヤリと笑った工藤をそのまま抱え上げ私は服部くんが飛び乗ったバイクの後ろに飛びついた。
=(クッソ〜来栖のせいでイマイチかっこがつかねぇ……)
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黒木(プロフ) - 毬莉さん» コメントありがとうございます、一気読み！？嬉しいです、今後とも本作をよろしくお願いします！ (2020年9月16日 19時) (
レス) id: 12a6d1a355 (このIDを非表示/違反報告)
黒木(プロフ) - りーさん» ありがとうございます、嬉しいです。更新致しました、読んでいただけたら幸いです、 (2020年9月16日 19時) (レス) id: 12a6d1a355 (このIDを非表示/違反報告)
黒木(プロフ) - リオさん» こちらこそコメントありがとうございます！正解です！！キャラが関わるほどではなかったのでクロスオーバーのタグ等はないのですが、誰か気がつかないかな〜なんて思って書いたんです。ありがとうございます！ (2020年9月16日 19時) (レス) id: 12a6d1a355 (このIDを非表示/違反報告)
黒木(プロフ) - もってり子さん» ありがとうございます。嬉しいです、更新致しました、楽しんでいただけたら幸いです！ (2020年9月16日 19時) (レス) id: 12a6d1a355 (このIDを非表示/違反報告)
黒木(プロフ) - 液体さん» コメントありがとうございます！更新致しました、読んでいただけたら幸いです (2020年9月16日 19時) (レス) id: 12a6d1a355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒木 | 作成日時：2019年8月23日 17時
