ひろし達との小学校生活 3

運動会 ページ3

運動会初日

運動場には、まぁ、色々増えている。
私は既に白組の方の席に座っていて、な1番前ので日差しが少し当たって暑い。

「おい！リレメン次だから並んどけって！」

クラスのリーダー格の男の子が全体に伝えてくれる。
もう次で出番か……。もうちょっと2年の大玉転がし見ときたかったな。でも、頑張らなきゃ。

「一緒に行こうぜ。」

リレーの順番の服を来ている間に、後ろの方から声がする。店長君だ。

「はい！分かりました。」

店長君は帽子を外している。赤白帽子なので被っている時からひろし君にそっくりになっていたが、さらにそっくりになっている。
正直、私も微妙に違う日焼け具合で分かるのだが、冬になったら私でも間違えてしまうだろう。

「私も一緒に行っていい？」

明るい元気な声。大森さんだ。体操服がよく似合っている。
勿論断ることも無く、3人で入場門でも行くことにした。

「頑張れよー！」

「絶対に1位とって帰ってこいよ！」

イグラム君と弱し君の声だ。それを初めに、他の子も声援の声が聞こえる。私達3人は手を振ってその場を去った。

「ドキドキしますねー。」

やっぱり緊張してしまう。ピラミッド程ではないけど、胸が高なってしまう。

「やっぱそうだよな〜。俺もすっげえ緊張してる。」

「私も私も！緊張してないのってひろし君と京助君だけじゃない？」

大森さんはそう言いながら前の方を指差す。
赤組に行ってしまったリレーメンバーはすでに集まっていた。二人を除いて、緊張した顔をしていたが、ひろし君と京助君だけ、二人でわいわいと喋り合っていた。

「由理恵〜。」

大森さんは軽い準備体操をしていた仲村さんの方へ行く。仲の良さがひしひしと伝わる。

「あ。店長君とAちゃんじゃんこっちこっち。」

京助君がこっちに来いと手を振っていた。

「俺らも行くか。」

「はい。」

後ちょっとでリレー本番。頑張らないと！

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