料理 ページ1
「運動会直前のお料理教室！」
ひろし君が片手を勢いよくあげる。
「おー。」
明らかに棒読みで話す店長君。
＿＿ここはひろし君の家。料理上手のひろし君に料理を教えてもらう。
「今日はだし巻き玉子を教えたいと思いまーす。」
「だき巻きぃ？」
店長君が驚いた声を出す。
「店長君。だし巻き玉子嫌いなんですか？」
ちなみに私は好きだが、綺麗に作れないため、最近は食べない。
「いや好きだけど……もっと違うものあるだろって。」
確かに。
「店長！自分は作らないからってふけざない。」
店長君の家には作る機械がまずない。店長君は隣に住んでるからいるだけだ。
ひろし君が先生だなんて、ひろし君は教えるのが上手なのだろうか。
「まず卵を何個か割る。あ。2人も割る？」
そう言われて私は卵を1つ手に取った。店長君も嫌がりながらも1つ手に取る。
ひろし君は片手で卵を割っていた。小学生とは考えられない。
「よし。」
黄身を割らずにすんだ。殻も多分入ってない。
「あ。」
店長君が卵を割った。黄身も割れてるし殻も入ってしまっている悲惨な状況だ。
「下手だな。」
「うるせぇ卵あんまり割ったことねぇんだよ。」
「店長君いっつも夜ご飯残り物だもんね。」
だから料理もまぁまぁなままで止まってしまっている。店長君なら練習したら美味しい料理が作れそうなのだが。
「まぁいいや。ここで色々入れまーす。」
ひろし君の説明は下手なのかもしれない。砂糖やしゅうゆを入れているが、量などそういう説明が全く無い。
「ここで炭酸水入れまーす。ふわふわになるらしいでーす。」
さっきまでの勢いはどこへ行ったのか。それとも、料理に集中しているのだろうか。
炭酸水のことは知っていたが、作る機会も無いので、実践することは無かった。
店長君は知らなかったみたいで目を丸くしている。
「あとは見とけ。」
「急にタメ口。」
私は2人の仲の良さにこの輪に入れているが入れていない。そんな感じの立場にいながらも、二人を見てひそかに微笑んでいる。
「ひろし君凄いですね……私全然上手くできない。」
私だったらだし巻き玉子を作ったらスクランブルエッグになった覚えがある。
「そーいえば最初に公園で遊んだ時呼び捨てでいいって言ったのに、いつの間にか君付けじゃん。」
「あそういえば。こっちの方が落ち着くからですかね。」
自分でも気づかなかった。自然と口がそうなってるのかも。
ひろし君の手元を見たら既に出来上がっいた。
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ピーター(プロフ) - S極さん» ありがとうございます。すごく嬉しいですし元気が出ました。宣伝みたいで悪いのですが、一応ひろ日記の新作は出してます……続くかは分かりませんが。 (2022年6月11日 5時) (
レス) id: b3c4d73398 (このIDを非表示/違反報告)
S極(プロフ) - こんにちは！とりあえず完結おめでとうございます！2年ほど前からずっと愛読してました､､､！時には泣けたり笑えたり恋しくなったりの素晴らしい小説だと思います！！続かないのは残念ですが、今までお疲れ様でした！もし新作が出たらそちらも愛読させて頂きます！！ (2022年6月7日 19時) (レス) id: 588720a56c (このIDを非表示/違反報告)
ピーター(プロフ) - ユナさん» すみません。出ないです……この頃少し病んでいてちゃんと書いてなかったので、申し訳ないです(もしかしたら別シリーズでひろしの日記のものは書くかもしれませんが)本当にすみません (2022年5月14日 0時) (レス) id: b3c4d73398 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - まだ、続き出るんですか？ (2022年5月12日 15時) (レス) id: 1310695dbb (このIDを非表示/違反報告)
ピーター(プロフ) - くろすおーばーさん» ありがとうございます！ (2020年5月4日 22時) (レス) id: b3c4d73398 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーター | 作成日時：2020年4月28日 10時
