94line…？ ② (ページ24)

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朝、つけっぱなしになっていたイヤホンから流れてくる自分の声で目が覚めた。

…うん。寝ながら聞いてたからFOR YOUは完璧だ。

昨日のジョングクの予言は見事に当たり、予言には含まれてなかったけどジョングクも音楽を聴きながら見事に爆睡。

ジョングクのベッドで2人、仲良くイヤホンを半分こしながら寝ることになってしまっていた。

寝ぼけたままスマホから流れ続けるFOR YOUを止めて、寝ているジョングクはとりあえずそのままにリビングへ向かう。

誰か起きてるかな。

「…はよ、A」

「おはよーAー…」

「おはようナムジュナ、ホソガ」

眠そうに目が半分閉じてるナムジュンとホソクは2人仲良くテーブルに座ってて、僕もその隣に腰を下ろす。

いいタイミングでホビの「よっこらせ」の掛け声付き。

それ僕が前言っちゃったやつだよね。よく覚えてたねホビ…。

「あ、ねぇふたりとも、ちょっと聞いて欲しいんだけど…」

図らずもクサズが集合したしちょうどいいか、とスマホを取り出す。

「ん？どうしたの？」

「ほら、ヒョンと2人に丸投げされた日本語曲あったでしょ？聞いて欲しいんだよね、デモ。」

「…ミアネ。コマウォヨA」

「ひひひ、ごめん、ちょっと意地悪な言い方した！」

しょぼん、ってなったナムジュンとホビにイヤホンを渡して再生ボタンを押す。