94line…？ ② (ページ3)

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「I NEED Uレコーディング明日だからな～」

みんなに歌詞カードを渡してはや3日。

マネヒョンの言葉にはーいと頷いたのはラップラインと僕のみ。

まあそりゃ歌詞は作ってるから覚えるよね。

マンネラインが明日には完璧になってますように。

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ダンスも1度ソンドゥク先生に見せてもらってジニヒョンは無事に死んでた。どんどん難易度上がってるのは気の所為？ちがうよね？

もちろん難しいダンスはきつい、けど、難易度上がる度に僕達も期待されてるのかな、って嬉しくなる。

誰にも真似できないグループに、いつかなってやるんだって想い続けてまた年越ししちゃったから、今度こそ1位取れるといいけど。

今までのことを思い出して、なんか夢みたいだ。

まさか大学受験の時こんなことになるなんて思ってなかったなぁ、と何度目かわからないことを考えてたらとん、と背中を叩かれて振り返ったら想定より近いところにジミンの顔。

「おっわぁびっくりした。どうしたのジミナ」

「ヒョン、僕ちゃんと歌えてる？」

「当たり前でしょー！……ん？…どうしたの？」

泣きそうに下がった眉と固くにぎりしめた手に心配になって覗き込もうとしたけどふい、と顔をそらされる。

どうしたんだよウリジミナ～

ジミナが元気ないと僕も元気になれないよ～

「ジミナー、明日僕と早く事務所に行って、練習する？」

「っ、うん、する！」

やっと顔を上げてくれたかわいい弟は相変わらずのおもちみたいなほっぺをほころばせた。

うん、僕も頑張らなくちゃ。